ばあ様がたまに漏らすセリフ「いつもと同じ」。歳なんだから 繰り返される日常が得難いと理解してもよさそうだが・・そうでもないのが人間と思う。何歳になっても変化が欲しいのが人間と思える。

中国の公園で体操する老人たちの写真と共に老人の辛辣なコメントがのっていた。「死んでいないだけ」とのことである。中国も14億人のうち3億人が65歳以上となっているようである。福祉環境を急激に拡充・充実しようとしても、バブル崩壊中での経済状況では難しい。

若年層の失業率も高く、公務員でも給料遅配・カットありとの記事を読んでいるので、親を看る子供の経済力も厳しい方が多いと見込んでいる。おじさんが子供の頃 父が婆さんの枕元の財布にお金を入れてやっていたのと 同じような風景が中国でも広がっていると想像しているが、子供も生活があるので疑問が付いてくる。中国でも年金があると言う方もいると思うが、インフレが日本以上なので戯言にしか思えない。

今さら中国では資金もないので 福祉に対する対策は出来ないだろうと思っている。結果は社会主義国家を誹謗しながら 国民の不幸が大増産される。何処が社会主義と単純な疑問が湧く。共産党支配がギャグの様に思えて来る。

別の記事で 中国に帰りたいとの在日2世の方が多くいると・・中国新華社通信の記事を読んだが・・帰って頂いてよいと思う。バブル崩壊中の社会がどんなものか体感して、救国の力を発揮されることを望む。普通に考えても 中国国内向けの記事と思うので・・嫌みな結論とする。

最近の中国の公安関係の記事を見ると、外国人は中国では安全に暮らせそうにない。何時スパイとされるか・・たまったもんじゃない。従って 外国企業などは社員を中国国内に駐在させることも考えてしまい投資も引き上げていくのが当たり前である。

海外からの投資に大きく頼った成長後は、中国人自身が中国国内の資産を海外に移動する。あるいは借金コンクリートと呼ぶべきマンション・鉄道などの中途半端な固定資産的なものに変えてしまった。結果は帳簿における貸借対照表の図表と同じ・・「金がない」である。

協調し相互に頼りながら成長することを 自ら潰したと思う。先は・・・良くないことは確かである。古人曰く「実るほど頭が下がる稲穂かな」を忘れては・・・無理と思っています。

日本の社会保険

日本ではバブル崩壊前に始まり 復活している時代に年金・介護保険など社会保険改革を進めたので、給料は上がらず 個人と企業の負担金が増大した。その為 みんな実質的には給料が増えて、老後が安定したとは思っていない。変わらぬ30年が過ぎたようなものである。

長寿社会の不安解消とはなっていったが、費用増加に悩む企業は 若年層の所得に制限を掛け、雇用形態の非正規化を引き起こした。そして数年前から 対策として非正規・パートでも就業時間に応じて厚生年金を掛けさせるなど、安定化させようと政策されている。

バブル以前では まともな老齢年金などは存在せず、医療充実に伴う長命化など誰もが驚く変化であった。おじさんが30代前に一気に変化が現れて来た。平均寿命が延び、それまでの想定が崩れて行く時代であった。

おじさんの婆さんは2人とも60歳台で亡くなったが、現実にその子供であるばあ様は90歳を超えても元気に暮らしている。足が痛い腰が痛いと言っても・・命に別条はないようである。つまり年金受給期間・医療費が3倍以上になったと言って過言ではない。年金制度の崩壊が起きていないのは近年の負担増額に勤労者と雇用企業が耐えたことにより成し遂げられている。

おまけに 資金が不足しないように社会保険料は順次上がり、足りない制度は介護保険として新たに新設された。次々に対策が打たれて卒がない。日本の官僚組織 半端ない!

日本では 所得税などの税負担以上に社会保険料が過重な状況が見えて来た。企業が給料上げても社会保険料の額が上がっていくので、給与所得者の実質は淋しいものとなる。企業は個人が負担する同額の厚生年金保険料を負担するので、給与明細には見えないが・・企業は支給する給料の1割以上は増えて、個人は実質給与アップに気付かない状態である。

おじさんマイナンバーが普及するにつれて年金などでの管理コストを削減でき、実質の費用削減がされると思っていたが・・遅々と進まずどうなっているのと言いたくなる。スピード感が無さ過ぎな日本である。話が飛んで長くなりそうなので・・マイナンバーは ここまで。

人口減少を賄うため移民なども多くなると思う。そうなった時 過去から積み上げて来た医療保険・社会保険などの制度を上手く利用され、過去の負担なく使われるケースも多くなると思う。友愛・博愛というニアンスは大事であるが、どこまで負担を求めるべきかは考えないといけない。世知辛いと言えばそうなんだけど、制度が途中で頓挫して負担が多くなるようでは困ると言うことが本音にある。

一人は万人の為 万人は一人のためにと理解は出来るが・・「アリの一穴から」と言うこともあると想定しているので・・許されたい。

最後に 景気対策と言うか?成長戦略を持って 政府が経済対策したとの振れ込みで、休み明けにも政府案が閣議決定されるようである。若い方の賃金上昇それに応じて物価スライドを起こし 日本全体が好循環で豊かになるスタートをきれるか?まだ何処へ向かうのかは不明である。

失われた30年は社会保険制度充実で、日本国内で老人対策をしてきたように思います。これから30年は 少しずつでも若人対策となる様になればと思っております。

投稿者

おじさん

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