中国が日本産海産物輸入停止をかけた結果は、中国が本来のかたちに戻る助けとなるような気がする。中国は歴史的に海産物をあまり食べていなかった国である。香港などの広東料理では海産物を使ってきたようだが、上海・四川・北京とくれば ほとんどはコイ・ナマズなどの淡水魚である。政策的にも外貨を使わず、中国にとっては 良いことずくめにも思える。

中国は渤海と言う内湾のような海に、原発から福島を完全に出し抜くような放射性物質を排出している。中国の言う通りなら、渤海で漁船が操業することはかなわない。もっと言うなら原発のある中国沿岸部はダメである。

おじさんは瀬戸内の海のそばで育ったので、淡水魚などは幾らか匂い・癖があるのであまり食べない。アユ他川魚を除き、無理やり食べさせられていたのは「寒鮒(かんぶな)」がある。香川県はため池が多く、冬になると「ゆる」と呼ばれる水門を開いて水を抜く。下流に竹かごを置いたり、浅いところのフナ・コイなどが集まり、簡単に手で掴める状態になる。ここで捕ったフナなどを井戸水を変えながら、しばらく飼って泥出しなどを行う。1週間ほど泥を吐かせて、ある程度生臭さがとれれば白みそ仕立ての「てっぱい」を作る。おじさんの子供の頃の 冬のご馳走であり、爺さんの好物と言うことで・・爺さん婆さんから無理やり食べさせられたことを思い出す。

おじさんの同級生でため池に仕掛けを沈めて小エビを取り、うどんなどに載せるかき揚げを作るので・・夕食材料として取っていたと聞いたこともある。ところがおじさん達は海の浅瀬には「さいまき」と呼ばれるクルマエビの子供がいるので、これを小川で使う竹の持ち手が付いた採取網の枠を折り曲げ四角くして、10cm程のクルマエビを捕まえて「踊り食い」していた。

海水魚と淡水魚などを比較すると、圧倒に海産物の方が味などは良く、におい・癖なども少ない。こんなことを考えると海に面した上海でもカニ(淡水のモクズガニ)程度しか食材にしなかったのは、中国人自体が海洋にご縁がなかったのではないかと思う。

中国人は近代化で海産物のおいしさを知ったが・・これからはどうかと思っている。今まで中国マネーでマグロなどが高価になってしまったのが・・ソロソロ変わっていく時期かと思っている。中国全体として 美食などに回す外貨も・・少なくなり、洪水などによる穀物減産と輸入などを考えれば、中国政府にとっては都合がいいんじゃないと思っている。

漁船

中国は改革開放後、大漁船団を作り上げて、世界の海でトラブルを起こしながらも 世界の海で操業している。規模は世界一と思われる。今回の騒動で自国の水産物の消費離れが起きているようなので、これまで資本投下して規模拡大させた漁業が・・自滅する恐れも出て来る。

中国の外洋での漁業は 第2次大戦直後に日本の漁船が全世界で活躍した時代の日本と同じである。斎藤茂吉の子息 北杜夫氏がドクトル・マンボシリーズなどの著作に書いた通りの世界である。日本と中国を入れ替えたような時代であった。

日本の船は船名が ○○丸と言うことが多く「まるシップ」と呼ばれ、港々では立った女性から「一発遣るか」などの乱暴な日本語を聞いたことなど、もう少し・・どうにかならないのかと嘆かれていた。日本人も昔は・・そんなものである。

中国船も 昔のまるシップ同様 活躍・暗躍されていると思うが、何せ共産党支配の国である以上 船1隻に1人は党員が乗っていると思われる。恐らくフィリピン近海事件での新聞記事は正しく、「解放軍」同様の構成かと思っている。さもなくば 港々で乗り組み船員が脱走し、姿を消していく公算大である。

今回福島処理水の放流に ヤクザのごとき因縁をつけたのだから、先日も書いた通り 福島沖にサンマ・サバなどの漁に来てはいけない。科学的根拠があると強弁するのだから、自らの矜持を守るのは当然である。これで漁船が来るようでは・・へそで茶を沸かす所業である。

今年以降が楽しみである。30年近くは 日本沿岸に近寄って違法操業してこないのが約束されたようなものである。しかし違法操業は中国の常であり、もしも日本のEEZで操業してればネットに船名が判る写真をネットにアップすれば・・防止効果も高いと思う。海保の活躍を願っています。

これで美味しい魚が 安価にたくさん食べられると思うが・・日本は魚を東南アジアに輸出し、骨抜き魚を作っている。我が家でもサバなどでも骨がないことがしばしばある。WTOルールから言えば、最終加工地産となる。従って産地国が変わり日本産とならない。安くて美味しい魚がルートを変え中国に流れる恐れもある。

ここは処理水放出計画を 試験結果に問題ないようであれば前倒しで増やすなど、中国に畳みかける技も考えないといけない。意地悪と思うが・・日本人が美味しい魚を頂くためである。

心を鬼にして!・・ナンチャたりして・・

投稿者

おじさん

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