ウクライナの侵攻が夜間戦闘を使って夜間戦闘を始めたとのニュースがあった。やはり自らの被害を最小になるように計画して、戦い方を選択するのが戦術・戦略である。相手の手の内でそれに応じて戦うことを 注文相撲と言う。ドローン・通信などで被害を拡大して受けたロシア側が電子戦を強化するなど対ドローンなどを考え 戦い方を変えたので、ウクライナも自らが勝てる領域に相手を誘い込む。ウクライナは暗視装置・照準器など有利な機材を使って夜の戦いを始めた訳である。ウクライナも車両に付いた照準器などを見て判断し、要求したのだろうが 西側も良く機材を出したものと思う。

「得手に帆を上げて」はホンダ創業者の本田宗一郎氏の著書タイトルとして有名である。おじさんも普段の仕事からすべてに同様のことと思っている。いかに自分が戦えるフィールドで戦えるか否かそれが大事なことである。そしていかに早く対応・変化していくことが必要である。

戦闘形態の変化に対して、組織的対応が軍隊などで出来なくなれば、そこで終わる。一度の失敗も対抗策が出せれば取り返せる。会社・仕事も同じ様なものであると理解していないといけない。全てわたり完璧などはないので、同じことを繰り返し傷口を広げないように工夫することが大事である。

西側の戦闘装甲車あるいは戦車は破壊され行動不能になっているが、人的被害は抑えられているようである。守るべきは守り 対応は素早くが組織運営の鉄則である。

ロシアは破壊したレオパルド戦車・装甲車を欲しがり、個人が装着する暗視装置も同様である。ロシアは西側技術を取り込みたい・・当然ウクライナは破壊された戦車・装甲車等を回収し、機密を守る。ウクライナも西側から信頼され援助された信義を守る努力をする。世の中 では 物事多重的に重なったものをまとめて・ほぐしていかないと戦えない。

■夜間戦闘

おじさんも昔 小銃設計をされていた方から銃の先端につく消炎器について聞いたことがある。夜間戦闘を考えるので 炎が出るのを短時間に抑えるため消炎器の試作を繰り返すとのことであった。しかし音は抑えられないのであまり考慮しないとのことであった。

単純な形が望ましく、使い方が泥水・土砂など気にしないというハードユースなので速やかに排除・清掃できるという二重性も加味される。

仕事も遊びそして道具も常にギリギリまで追求するから面白い。人を傷つける武器に対して不適切な書き方・感覚とは思うが・・・刀を見て鑑賞するのと同じ感覚である。銃口部分への関心は、おじさんのフェチな部分かもしれない。

銃弾発射後 先端から燃焼で残った火薬が銃口周辺に漂う。それに引火すると粉塵爆発まではいかないが全体が燃え上がるそうで・・発射場所の特定を遅らせるなど火器の消炎は重要なことである。

銃から装備に話を変えるが、一昨年 板門店での韓国軍と北朝鮮軍の紛争と被害者救助の状況を赤外線カメラで捉えたニュース映像を見て、韓国軍の精鋭部隊さえ高機能戦闘服でないことに気付いて・・日本の自衛隊員の戦闘服が赤外線遮断機能を持つと分かり安心したと書いた。

ロシア軍が夜間戦闘への変化にどう対応していくか?自身が安全な場所にいるので、不謹慎なニアンスことかもしれないが・・鵜の目鷹の目という視点で見ている。恐らくロシアの兵士は暑い初夏にも関わらず、狙われる目標とならないように、毛布・体温維持用の救命アルミシートなどで赤外線発散などを防いで身を潜めていることだろうと想像している。

先ず守るべきは兵士の命である。無駄死にをさせないというか?現在のロシアには不足していることと思っている。                  

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おじさん

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