近日 歴史上起きた経済不況などについて調べて楽しんでいるのだが・・間違いは付き物 どこにも間違いは発生すると思っている。

友人から四国の大河吉野川には色々なタイプの橋(ここはやはり橋梁と言うべきか?)が掛けられいいるので、自転車で川の土手を走ると良いと聞いた。卒業したのは土木科なので・・橋が好きで 作って、設計して楽しい半生を送ったようである。

彼は10年ほど前までは よく川之江から徳島までサイクリングしていた。大半が下りなので 大変なのは最初だけとのこと・・考えただけでも恐ろしい100km・・である。寄り道も入れれば120kmは軽く超えると思う。帰りはJRでのんびり帰るそうである。金も掛からず、煩わしいこともない、そして好きな橋を見ることが出来るとのことである。

この友人から橋を掛ける際 中央に橋脚が建てられないほど深い谷では 両側から掛けていくのだが、この途中での計算で構造物本体の重量を忘れ、建設途中で落下した橋は数多くあるそうである。何人もが施工計画とその計算書をチェックするのだが・・見つからずすり抜ける。

しかし計算を間違えてていたが 運よく完成できた場合は、軽量かつ安価そして十分な強度を持つ橋となるそうである。

そんな話をよく聞いていたので、おじさんの生活が 間違っても何とかなるというような「フェイルセーフ」なように行動を心掛けるようになった。

あんたはダメ!

2023年春に開業を予定している日本ハムの新本拠地「エスコンフィールド北海道」(以下「エスコン」)が、ピンチを迎えた。

11月7日に開かれた、日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団による実行委員会で、エスコンのファウルゾーンのサイズが規定を満たしていないことが指摘された。公認野球規則では、ホームベースからバックネットのフェンスまでは60フィート(約18m)以上が必要とされているのに対し、エスコンでは15mしかないことが明らかになった。

北海道北広島市に建設されているエスコンは、国内初となる天然芝の開閉式屋根つき球場。レフト後方のタワー型複合施設から観戦が可能になるなど、従来の国内球場とは一線を画す、斬新なコンセプトが売りとしたらしいが・・頂けない。これはダメ!である。

ルールブックを改定できるあるいは押し切れる目論見が発注者・施行者あったとしか思えない。これは設計上の凡ミスではない。まあ 作った部分を取り除いて最前席をグランドを少し高い位置から見下ろす程度に改修すれば何とかなる。コンセプトがプロ選手の迫力を伝えるものと異なるが、ルールを破ったのは日本野球機構ではない。ルールが守られなければ、正式試合に使えない。

事前に内容を公表していたとの話もあるが、事前に日本野球機構と話し合う場は正式にセットされていないようで・・これは子供が親に甘えるのにも似ている言い方である。大人の話し合いではない。

おじさんは 高圧ガスあるいは危険物そしてコンビナート特則などで距離を決め、プラントなどを設計・建設して来た。ローカルルールもあるので 県あるいは市町村の消防とは常に相談などして、設計を進めた。ルールを変えたいなら建設計画前に日本野球機構と事前に協議しルールを変えておかなければならない。特定の役員の内諾を得ただけでは無効である。

また設計をアメリカの業者に依頼したことなど、弁解の理由にならない。設計者も日本のルールブックの確認作業を怠った責は免れない。

このエスコンのやり方は頂けない。距離が決まっているなら、バックネット側全面を一部ガラス張りにして(これは おじさんの素人考えです)、最前列が地上50cm位からの低い視線で迫力を伝えるなど別の方法はあったと思う。これは発注者・施行者側の我儘・ごり押しの結果である。自業自得とするしかない。

投稿者

おじさん

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