ローン破綻確実な場合についても書いて置く。支払いが不可能になった場合は速やかに銀行・信販会社に連絡することである。連絡しなければドンドン話が進んで、対処できなくなる。逃げれば逃げるほど泥沼に入る。払えないと見込めた時点で事前に銀行・信販会社など貸し手に相談することが大事である。金の貸し借りであるので 基本ダメもとが当たり前である。借り換え・猶予など相手に便宜を図らすには、普段からの付き合いである。基本自営業者以外では無理なことである。従って基本「お願いベース」で行くしかない。
例えば競売に住居が付されても、債務がすべて帳消しにはならないことが多い。住むところを失った上に借金を背負うのである。従って返しますと強く伝えて、ダメも覚悟しながらも、返済方法変更をお願いしないといけない。「お金のために頭を下げる」のであって、銀行その他の人に頭を下げていると思わないことである。
また忘れてならないのが保証人。代位弁済を受ければ自動的に連絡されるが・・個人的にしこりを深くしないために必要と思う。見栄など張る方はすべてが泥沼に沈んで行く。
ローン破綻 誰もが陥る可能性がある。会社に勤めて安定した収入があっても、明日会社が倒産するかもしれない。あるいは突如 解雇される可能性もあり、自他の責任はあっても明日は誰も分からない。
経験豊かな銀行・信販会社など 当然事故に合うことは想定済である。発生すれば 多くの場合 保証会社が代位弁済で銀行などに取って代わる。従って銀行などに直接被害は来ないので、付き合いが短ければあるいは一辺倒であれば・・それなりに対応してくる。
世の中とは因果なもので、足元を掬われたものの足を 更に掬うものがいる。これに引っかかるのが最悪の選択となる。
別のカードで買い物をさせ、買った商品を安価に買いたたき現金化。あるいは代位弁済の幾らか違法部分を取り上げ、代位弁済の金額を下げさせるので・・お金出して！。あるいは土地などであれば任意売却にて清算を持ち掛け、安価に買い叩いて骨の髄までなど・・手法などいくら挙げてもキリがない。
ドジしたのであれば、しっかり反省して対策すれば 次はうまくやれる。逃げても結果は同じなので、キッチリ見て 思考を続けることが大事である。
うまい話
究極のところ「うまい話」には乗らず・・借りた先に「返す意思はあるが、現在の状況が悪い」ことを正直に話すことである。自分が一時的に楽になろうと、貸し借りした相手以外に頼ることは避けた方が良い。借りた相手以外 大体そこが落とし穴を掘る。
また保証人が連帯保証していれば、完全に同じ立場で清算を求められる。抗弁権と言う「あいつから催促して・・」と言うことが出来ない。友人などの保証人になるなら 出資と称してもいくらかお金を渡す方がマシである。
頼っていい場合・相手は ５０万円ほど手持ちがある状態で、弁護士に相談・頼ることである。着手金を払い、債務額に応じて相手と有利になるよう交渉してくれるか？自己破産手続きを助けてくれる。あくまでも事務的にやってくれる。
無一文なのは大半ダメになる・・ことわざの「地獄の沙汰も金次第」と言ったところである。
予備
行き付くところまで行ってしまえばどうしようもなくなる。手を入れるのは 見切りが付けられるタイミングで出来るか否かである。昔から株その他で「見切り千両」というが名言がある。でも結論を急ぐあまり、踏ん張れるところで踏みとどまれない場合も出て来る。船で言う「板子一枚下は地獄」の逆に「板子の上は・・幸福」でもある。ここでの判断は個人の観察など個人的能力と底力そして運によるのでアドバイスはしない。
おじさんが最も言いたいのは 全てをぶち込むなと言うこと。予備を考え、何事も腹八分でこなしていくことを考える。長く続けようとするものほど余裕を持たせる。住宅ローンなどはその典型です。
仕事でも大半のことは 短時間は持つけれど、数年もすれば体がめちゃめちゃ。そんな仕事は早めに転職しないといけない。誰でも 頑張り続ける人生では 無理が発生するなど体験する。いかにその山が！坂道が！きつくならないように対策を講じるのが乗り切る工夫・ネタである。
１回失敗しても、次は失敗しなければよい。その為には万事正面からぶち当たり、考える・体験することと思う。