年金生活になると田舎に住んでみたい あるいは駅近マンションなどと記事が溢れる。失敗談もありと、関心のある方が多いと思える。
おじさんは個人の自由なのでどちらも良いと思う。おじさんは田舎暮らし かつ農家の跡取りでもあるので、自給するのに十分な広さの田畑もある。現在は大半の耕作を依頼して、自宅裏の畑のみを耕し、野菜などを植え始めた。今年5月から始めた家庭菜園初心者である。従ってばあ様が植えたキュウリ・ナス他は収穫しているが、おじさんの植えたサトイモ・スイカ・トウモロコシなどは収穫はまだまだである。日々の生活を楽しめれば良いと思っている。
住まいの条件で最も大事なこと つまり命にとって大事なことは「住まいは 救急車依頼・到着・搬送・病院までが30分以内に出来る区域であること」と思っている。この時間を超えると処置が遅く、生存率は急激に下がる。なお 75歳を超えればそれもどうでも良いことにと思うが・・家族のこともあるので標準的な判断基準としている。
正直 ぽつんと一軒家はTVで見るのは好きだが、生活の場としては75歳を超えてからと思っている。
現状 老後資金も豊かでもないのでアルバイトをしながら(社会と係わりながら)長く働いて健康に暮らせればよいと思っている。それに先日 父の家いじり道楽の一端を書いたが、昔 父から「俺がばあさんを早く死なせたのかもしれない」「ばあさんに良かれと思い家をいじりし過ぎたかもしれない」と酒の席での会話で聞いたことを思い出した。それ故 年寄りは生活環境を大きく変えないことが大事とおじさんは思っている。
利益
おじさんは仕事&利益が見込めるから・・不動産屋・信託会社・ファイナンシャルなど関係者が「住み替えはどっち」と騒ぎ立てていると思っている。物件が動けば金になる。そんな業者の言葉に踊る奴は踊れと思っている。
普段の生活で 買い物・通院などの生活活動を維持できない状況となるのは ばあ様を見ていれば80歳過ぎと思っている。もちろん 痴呆が出れば早くなる。従って老後の住まいは「救急搬送」と「生活での買い物・通院」をキーワードに考えれば、将来的にも納得出来る物件に落ち着く。
家族が近郊に暮らしていれば、買い物・通院などの困難は緩和される。だがいつもその状態が維持できるとは限らない。老後資金が多ければ、ネットでの注文・配達あるいは介護タクシー利用なども可能であるが・・お金が続くかどうかは分からない。人の寿命と同じで「いつまでもあると思うな 親と金」である。
長距離の歩行が困難となれば、普通 足となるのがセニアカーと呼ばれる電動車等である。そうした場合 お考えいただきたいのは置き場所と充電をどうするかである。マンションでは最初から疑問が湧く。
如何に未来に自らの肉体あるいは生活に発生する事態を想像できるかが、最適な住宅購入判断をする際に求められている。しかしお金があるなら気にすることも不要である。自宅の耐震化や省エネ化、バリアフリー化などの変更など 自由に出来る方であれば問題ない。前段に書いたマンションのセニアカー置き場 極端な話をすればマンション1階あるいは隣マンションに別に店舗用物件を購入して改装すればどうってこともない。買い物なども全て配達して貰うあるいはタクシーなどで貸切で買い物・通院をすれば良い。
最後に 働き一両・考え五両・・ということが昔から口にされることである。続く「知恵借り」は現代にあっては、知恵を借りることはなかなか難しい時代です。知恵はお金を生むので・・群がる人間はこと欠きません。正しくないことあるいは法令ギリギリのことも出て来る。下手に欲を出して付き合えば痛い目に合う。特に高齢者は欲張りになってはいけない・・花咲じいさんの隣家のじいさんと同じ運命をたどる。
幸いおじさん持つべきものを持っていないので、近寄られることもなく・・怪しい方の影すらありません。これも貧乏人の特典です。めでたし めでたし!