ガソリン車廃止目標を2040年とする延期案が飛び出した。そうだよな!としか思えない。以前 EU内の自動車給電設備の写真を見ていると発電機を付属させるなど・・どこがエコと言う状況であった。

このまま突き進めば 北欧その他で投資者ではなく凍死者続出と想定できたが・・ロシアのメタンガス供給不安からやっと正常に戻ったかと思っている。

元をただせば VWなどのディーゼル排ガス不正事件に端を発する「自動車業界のリーダーシップ」を取るための方便を出しまくった結果である。そういえば合成燃料Eフューエルが再浮上するだろうか?ヨーロッパの苦し紛れの対応はこれからも続くのだろうか?

結論はEUの加盟国の閣僚は来週の会合で立場を決め、その後に最終的な法律内容を欧州議会と協議する。

このような状況になるとトヨタのCMではないが「すべて本気」で行かないとどうにもならなくなる。

https://jp.reuters.com/article/climate-change-eu-autos-idJPKBN2O8005

右往左往

これからの電気自動車への変革は間違いないと思うが、そのためには越えるべき課題が多数ある。なかなかブレークスルーが見つからず、改善できないと見込んでいる。

走行距離・容量 

現状では搭載バッテリーでの走行はエアコン等なしで300km走行できれば上等である。一度使い切れば急速充電を利用しても30分待機状態となる。その後は100kmも走れば充電となる。近所をちょこちょこ走るには良いが、ロングツーリングには不適である。走行中に給電されるインフラシステムあるいは更に高速充電・バッテリー交換システムなど課題は多い。

また安全性の問題も大きい。リチュウム電池の事故時の安全性の確保が問題になっている。安全マージンをどう見込むかが問題となっている。

韓国の動画であるが事故直後に発火しているので乗員の生死も気にかかる。

燃料

カーボンフリーの状態を考えれば水素燃料の燃料電池しか候補に挙がらない。水素はなかなか難儀な気体燃料である。空気との混合物の爆発範囲は広く、漏れて着火してもほとんど炎は見えない。タンク金属材料より小さい原子であり、金属材料中に溶け込むように原子格子間に入り込み金属材料を脆化させる。

爆発範囲が広いので 素人にタンク充填させることも出来ない・・充てんできる場所と作業員は限られてくる。香川県内には高松の「帝酸」だけだったと記憶している。

アルカリ金属利用で発生させたとしても・・アルカリ金属と水との反応を考えれば、取り扱いを素人にさせるわけにもいかない。

投稿者

おじさん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です