ガソリンの販売における税金が ガソリン1リッターには、揮発油税＋地方揮発油税＋石油税で約５５円と販売価格の１０％が消費税として上乗せされていることは先日書いた。これに従えば内税１６５円で売られているガソリンでの税負担は消費税１６円を加えて約７１円を負担していることになる。もちろん消費税は、ガソリン本体価格＋揮発油税＋地方揮発油税＋石油税の10％として課税されます。揮発油税などの税金にも消費税を掛ける二重課税である。
昨年は１３０円程であったので、ガソリンの半分以上は税金。値上げした今でも４４％が税金と言える。
同様のタバコは おじさんも健康に悪く無駄な金と禁煙したが、田舎では車を動かさないと交通手段がない。ガソリンの値上げなど言語道断なことである。
もちろん ディーゼルの燃料となる軽油にも、同様に税金が含まれていますので・・・。
そろそろ 課税待った！ としなければいけない時代です。
税金の成り立ち
燃料に含まれるこれらの税金と、自動車重量税、環境性能割の前身だった自動車取得税は、課税する法的な裏付けを失っています。これらの税金は、もともと道路建設費用をまかなうための道路特定財源として徴税を開始しました。
「道路の恩恵を受けるのは、おもにクルマのユーザーだから、道路建設費用も負担すべき」という考え方に基づいていました。ところが道路特定財源制度は、2009年に廃止されました。
そうなれば当然に自動車重量税、自動車取得税、燃料に含まれる税金も廃止すべきですが、いまでも徴税が続いて一般財源（普通の税金）として使われています。クルマのユーザーは、立法の基本が無くなったにも関わらず、不当に多額の税金を納めさせられているのです。
さらにおじさんは今年の始め 引退にともない愛車を泣く泣く廃車にしました。初度登録（軽自動車は初度届け出）から13年を超える車両を使い続けていると、自動車税、軽自動車税、自動車重量税が増税されます。
環境性能をお題目に潰され、今の季節 紅葉の下 車をオープンにして楽しんでいましたが・・・今ではそんな楽しみも奪われました。
取り易い所から取っていく見本のような税金がガソリン他の税金です。
環境
おじさん 無暗に燃料を使い走り回ることは環境にやさしくないことから、それなりの価格でガソリンが販売されていることに異論を唱えることは無かった。
クルマがあれば、高齢になって体力が弱っても、自分で通院や買い物に出かけられます。クルマは弱い人達の味方になる素晴らしいツールです。それなのにクルマを取り巻く制度は、田舎に暮らす人達に非情です。
高知県山間部などでは消防法改正のため ガソリンスタンドが維持出来ず廃止され、給油の為に３０ｋｍ程の距離を走らないといけないとも聞くと、現在の危険物行政の無茶ぶりにも呆れる。
新型コロナとその回復期に ますますガソリン高騰などで税制の悪法ぶりが赤裸々になってきました。この辺りで改善していく時代かと思います。
価格高騰
前回メーカーのガソリン出荷価格は５０円/L 程度と話した。現在の原油８０ドルとなっているが９月末は６０ドル前後であった。ガソリンの取れる収率は原油により変わるが、メーカーで価格が決まる要因つまり原油上昇の影響は 原料価格で発生すると考えれば良い。それは出荷価格５０円の１/３程度である。これを数式にで考えれば 価格変動する幅は
５０（円/L）÷３×（８０/６０）＝２２（円/L）
おじさんは９月２９日 給油した価格は１４７（円/Ｌ）だった。燃料上昇によるタンクローリーの運送代金を考慮しても２３（円/L）加算で１７０円/L程度に止まるとおじさんは踏んでいる。ガソリン価格 際限もなく上昇する「青天井」のようなものではないとお気づきなることが良い。
円安相場に移行したことを考えるなら、差は２％位であり 為替差の影響が出ても３（円/L）である。為替差などを加えて、輸送条件が悪くとも 原油価格が現状なら １７５円/Lまでと予想できる。
住まわれている近郊に輸送基地が無く 長距離で供給されている区域は運送費が掛かり高くなったり、ガソリンスタンドの従前からの仕切りなどがありいくらかは高くなる。そんな訳で おじさん原油価格が大きく変動しない限り想定している価格程度に収まっていると考えている。
こんな時は ガソリンスタンドの割引キャンペーン、プリペイドカード、石油系クレジットカードなどを利用して、上手く割り引きを得れば良いと思う。あるいはペイペイなどでボーナスバックを利用するのも良いかと思う。
こんな時こそ 賢い消費者で生きて行けばよい。
最後に 普段こんな想定・予想をすることまで書くことは無いが、先日「ガソリン価格」にて書いた内容を利用いただければ・・・考えを展開できることを子供に理解して置いてほしくて書いた。
人は同じものを見ても 一人一人違うものを見るものと思う。単純に流されるまま進むのか、流れる中で何かを見つけて進むのかには、大きな落差がある。