以前 男性のモテる要素として「1なり 2男 3金 4芸 5マメ」が昔から言われていると書いた。もちろん1「なり」としたように体型身長、ファッションなど 2「男」として顔、気立てを指すと考える。3「金」は地位を含み 直ぐお判りいただけると思う。4「芸」は研鑽を経たものが得れるものであり、今日明日にはどうにもならない。

ところが5「マメ」は1から4と違い 決意した日から、心入れ替えれば、手に入れることが出来る。この点で他の要素と異なる。もちろん 4芸 5マメは「人に愛される」要素とおじさんは考えている。これを大切にしないと「運」に見放されると思っている。

鴨長明

古典を好きな方であれば随筆文学の代表である「方丈記」の作者であることはご存知の方も多い。

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。玉しきの都の中にむねをならべいらかをあらそへる、たかきいやしき人のすまひは、代々を經て盡きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。

・・・・とそらんじられる方は多いと思う。鴨長明をかじったことのある方は、彼は歌撰集の中に彼の歌があり、琵琶の名手であったことを知っておられると思う。

鴨長明 は下鴨神社正禰宜(しもがもじんじゃしょうねぎ)の次男として生まれる。18歳頃父が亡くなり後ろ盾をなくす。以降不遇の環境になると同時に、神社の行事をサボる等 徐々に離れて行った。

後年40代後半 後鳥羽院に歌集編纂への参加を求められ、熱心に勤めあげた結果、50歳前後で河会社禰宜の推挙を受けるが、神社行事への参加が足りないと 鴨一族の反対を受けて諦める。

彼ほどの才能があり、むらっけが無ければ・・・と思ってしまう。無駄と思ってもこなす大切さが 人生あるいは仕事にはある。人生最終に近い50代 マメに一生懸命仕事することを評価されたのに・・・昔から実家である神社と疎遠になっていた為、チャンスを逃がすことになった。

おじさんは鴨長明の無常感に至るも理解出来るが・・・少しのことで元に戻れたチャンスを逃したようにも思う。人生は算数で言えば「積分」みたいなもの。積み重ねが大きいことに気付き、タラレバと自分の人生を思い出す。自身の反省を込めて、皆さんはおじさんのようにならぬよう祈念しています。

週末の出来事

コロナについて色々解除されたため、週末 子供が帰省していた。丁度車のガソリンが空になりかけたので、食事前にガソリンを入れるため、バイトしているスタンドに給油に向かった。丁度 研修の際教えていただいた方の勤務時間と分かっていたので、丁度良いと差し入れを持参した。少し前 同棲していた女性と分かれたとのこと、最近は 皆それなりに孤独に生きているので、どうだろうかと気に掛かっていたこともある。それにおじさんと彼との年齢差を考えると親子に近いので、色々な話を聞くようなことをして来た。おじさん 設計・不動産など守秘義務のあるところで仕事をしていたので・・・口が堅くアイアンマウスな点があるからだろうか?

この時 元気と声を掛けたら、昼勤務会社の締め付けが厳しくなって大変とのこと。ダブルワークも出来ない勤務になりそうなどと話していた。40代 マネージメント的なことを要求される時代なので、大変かとは思うが・・・頑張ってと言う他ない。40代で逆らい方を間違うと「冷や飯」を定年近くまで食わないといけなくなる。40代 境目な年齢である。

やはりマメに顔を合わせて話して置かないと人間関係を維持と言うか良好さを保てない。男女を問わずマメさは「運」を引き寄せたりするので大事と思っている。人の懐に飛び込むことなどは 声を掛けたタイミングが合えばスムーズである。よく連絡を取るなどしていればタイミングも分ってくる。常に思い出して頂けるポジションなどを確保するためにも必要と思う。それ故 マメさを失くしてはいけない。

投稿者

おじさん

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