おじさん先日40歳代 400万円の方を中心に残業減少・ボーナス減少の影響で給料が下がり、生活に困窮した結果、フリーランスとして運送業で独立された方を取り上げたドキュメントを見た。視聴してもう一つ考えておかないことがあると気付いたので、ご一考頂ければとの思い 書くことにした。

学校を卒業して働き始め 死ぬまでの生涯収入を考える重要性を提起したい。70歳を超えれば、「単純な雇われ仕事」はほぼないと覚悟しなければいけない。歳取っては対策の打ちようがないことを知るべきと思う。

長期ビジョン

基本的に考えないといけないのが、老後は100歳まで続くとの想定である。現在は80歳過ぎで多くの方は西の国に逝かれる。そうなると 現在の40歳代では90歳まで行くような想定が出来る。正直 それなりに働けるのは 70歳過ぎまでが限界と思う。

自身の肉体を考えると65歳付近から激落ちの感がある。おじさん肉体的自己管理は行って来ているので、日々のウォーキング(昔はサイクリング他)を欠かさず、掛かりつけ医にて定期検査などは欠かさない。また無理を掛けた後はメンテナンス期間を取る様にして来た。家族を含む食事など生活一般も配慮して来た。並の努力では維持さえ困難と思う。65歳まで大病することなく仕事出来た主因と思う。

経験者から言えば40歳後半から無理が残るようになる。週末などで如何にリラックスして肉体と心に残るストレスを取り去らないと・・・いつまでも持たない。おじさん友人などで大病するのを見て来たので、無理の仕方と量をいかに扱うかを考えるべきと思う。この考えが無いと長く働けない。

一時的には多少の無理も大丈夫であるが、長く継続する場合は考えておかないといけない。

年金収入

おじさんの如き年金生活者になると、平均的厚生年金では介護保険料・健康保険料を除けば 手取りは約13万円/月となる。これから車・固定資産・住民税などの負担をするのであるから 悲しい状態となる。しかしこれが死ぬ直前まで続くとの安心感もある。年金額は物価変動に伴いいくらかは修正されていく。贅沢は到底出来ないけれど、社会の片隅でなら 何とかなるかとも思えて来る。なお現在は週2日ほどバイトしているのに加え、奥さんも働いているので いくらか余裕もある。

厚生年金は平均的所得(400万円)の想定範囲で1年かけた場合、受給額は月で3000円程が加算されていく。40歳代で国民年金のみになれば60歳まで約20年の為、月ごとの受給額の差は3000(円/月)×20(年)=60000(円/月)となり年額に直せば約70(万円/年)となる。この金額が70歳から90歳過ぎまでとすれば 生涯では1400万円の落差を生む。

会社規模が大きいあるは関連会社のため 年金基金のある場合は積立金が別途あり、友人の貰っていた金額は3万円/月 前後と聞いているので 終身加算されれば 差額は2000万円は軽く超える。

貯蓄

完全フリーランスとなれば、老後での年金減少するお金は、小規模共済あるいはNISAなど非課税で増やすなどの努力をしないといけない。取り敢えず仕事に慣れ、肉体的&精神的余裕が出来た際は考え始めないと流されてしまう。早期に立て直され余裕が出来ることを願う。

全体を総括すると おじさん個人的には会社を辞めず、ダブルワーク体制を作ることが長期的には良いと思う。判断基準は 現在の勤め先の将来性と景気回復スピードによるところが大きいかもしれないが、無理を短期で済ませることが出来る可能性がある。2股を掛け、足元でどちらに体重を掛けていくか・・・しばらく様子を見るのである。卑怯にも思えるが 家族・身内を巻き込まない工夫である。

個人の状況に拠るが、サラリーマンから会社経営となった経験者としては、ゆっくり変更するのが望ましいと考える。経験上の数字を挙げるが、10年続いた会社は10社に1社程度である。大体は3年程で潰れて行った。フリーランス・会社設立などは「甘い話」はない。

また現在70歳定年制を実施する企業が多くなった場合は、年金の繰り下げ受給も生涯収入を増やす手段である。だがその前に命尽きれば・・・個人個人が自身と職場環境などを考慮してベストを考えれば良い。

例えば 繰り下げを 独身であれば利用しても良いが、妻帯して加算がある場合は・・・それぞれで異なるので勉強は欠かせない。また奥さんとの年齢差あるいは奥さんの年金期間も加算期間に出て来るので、単純には判定は付かない。先ずは年金制度を知るべきと思う。

投稿者

おじさん

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