近頃 県内で白骨死体が発見され、殺人事件が発覚、犯人が逮捕された。事件の概要が明らかになるにつれて、「気ちがいに刃物」の言葉に改めて納得した。

おじさん家(ち)にも、父の遺した日本刀の大小があり 管理はおじさんが行なっている。一昨年 姪の主人が欲しいと言っていたので、順次子供に声を掛けて 譲渡の了承は得ている。いつでも譲渡できると思うが、もう少し彼が歳取ってと思っている。

おじさんの父からの引き継ぎであるので、 姪の主人なら引き渡して問題はないと思っている。だが殺傷能力のある刃物を譲るのは 親類縁者であるので難しいことと思う。

武器

道具は原則的に個別の能力を伸ばすものである。例えば車は人間が移動する能力を増強する。人間全力疾走しても100m10秒(時速 30km以下) 42km 2時間 (時速 20km)なのだが、車であればエアコンの中で汗一つかくことなく、時速 100kmは軽く出る。

そんな時言われるのは「ハンドル握ると 性格が変わる」ということである。能力が何倍にもなれば・・・ということである。

武器も同じである。武器も道具のひとつである。これを持たすと人が変わる方もいると思われ、姪の主人がそうとは思わないが、もう少し血の気の無くなる年代としたいとの思いから 先延ばしである。

日本刀 は美術品として登録、警察に届けてあるので、ゴルフバックにでも入れれば電車でも運べるかと思う。所持に係る銃刀法に引っかかるといけないので、警察に事前に相談して置けば良いと思うし、車なら拵え・刀掛け等一式を持って帰れる。

ボウガン

先ほどの白骨殺人事件が発覚し、状況が明らかになって来るに従い、ボウガンで射殺した事件のようである。

おじさんも同級生の弓道部員などと遊びで弓を引いたことがある。最初はゴム引き、巻き藁打ちと順次教えてもらったので、それなりの訓練を要することが分かっている。長時間構えれば筋肉の緊張と震え また呼吸も吐くタイミング・量など訓練が必要である。的を狙うのもサイトがある訳でなく、距離と実射経験がモノを言う。弓は訓練が必要な武器である。

しかしボウガンは違う。正直おじさんはあまりこのような武器は好まない。誰もが即使用可能な武器としての弓となる。多分最古の形は古代中国 秦で使われた「弩(ど)」であり、これが農民兵などを集めても即戦力と出来、秦の天下統一の助けとなった。現在のボウガンは弩の継続した形である。

下手な拳銃・ライフルより命中率は良い。正直このようなものを 日本では通販で購入できるからこそ、問題のように思う。

心を作る前に技術が追い越してしまう そんな形であるからおじさんは好きになれない。気ちがいに刃物の言葉通りになる武器である。

蛇足

そう言えば昔 仲の良かった先の弓道部員と徳島鳴門のフィールドアチェリーに通い、アチェリーも たまにはしていた。ストレートボウと呼ばれる競技用直弓ではなく 曲弓と言われるフィールド用の弓で、照準用サイトは無い。ストリングを引く右手は 競技ではあごの下となるローアンカーではなく、ハイアンカーと呼ばれる口近くの位置に引いて 矢をリリースする。弓道の「口割」に近い位置で、慣れるまで矢が何処にいったやらと言うこともあった。

逆にこういうことをしてたから、武具を持った時の心の揺れを 気付いていたのかも知れない。武器を人に向けた場合の心の揺れを想像しただけで・・・おじさん小心者ですのでダメです。安易に人に対峙できる武器は持たないのをお勧めします。 気ちがいに刃物 となるようなことは シャレにならない。

またボウガン射殺事件 内容が徐々に明らかになると同時に、友達に金は貸さないことが大事と、改めて教えてくれました。おじさん お金は元々無いので、今も昔も心配ありません。しかし大事なことですので 最後にチョコッと書いておきます。諸兄も お気を付けください。

投稿者

おじさん

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