芳香があるかわいい白い花を枝先に開花していた。ハーブとしてもマートルの名前で知られている。葉には油腺があり、葉をたたいてもむことでフルーティーな芳香がある。
見ていると雄蕊(オシベ)が長い花は 空気感が漂い古代ギリシャでは女神アプロディーテーに捧げる花とされ、古代ローマでは結婚式に用いられるなど文化とより深く結び付いている。
園芸的には 刈り込みにも耐えるため、生け垣やトピアリーの素材にも適しているので、庭木としての利用価値も高い樹種のようです。おじさんの見つけたギンバイカも只の生け垣のように植えられ刈り込まれていました。
日々散歩を楽しみながら ふと気付く・・・たまに「美の壺」という番組を見るが、それに通じるものがある。我ながら なかなかキョロキョロが収まらない爺さんである。
あれこれ
ギンバイカ(銀梅花、銀盃花、学名:Myrtus communis)は、フトモモ科の単型の属ギンバイカ属の常緑低木。原産は地中海沿岸。
英語でマートル(Myrtle)。ドイツ語ではミュルテ(Myrte)。属名からミルトス(Myrtus)とも呼ぶ。花が結婚式などの飾りによく使われるので「祝いの木」ともいう。
別名:ギンコウバイ、ギンコウボク、イワイノキ。
夏に白い5弁の花をつけ、雄蕊が多く目立つ。果実は液果で、晩秋に黒紫色に熟し食べられる。葉は揉むとユーカリに似た強い芳香を放つことから、「マートル」という名でハーブとしても流通している事もある。
シュメールでは豊穣と愛と美と性と戦争の女神イナンナの聖花とされた。 古代ギリシアでは豊穣の女神デーメーテールと愛と美と性の女神アプロディーテーに捧げる花とされた。古代ローマでは愛と美の女神ウェヌスに捧げる花とされ、結婚式に用いられる他、ウェヌスを祀るウェネラリア祭では女性たちがギンバイカの花冠を頭に被って公共浴場で入浴した。その後も結婚式などの祝い事に使われ、愛や不死、純潔を象徴するともされて花嫁のブーケに使われる。