年金生活も半年 バイトし出して3か月となった。老後のお気楽に暮らすポイントについて考えてみた結果、おじさんは3点ほど注意すればいいんじゃないかと思っている。多少色々あっても「しゃーない」とすれば過ぎるような気がする。
ゆとり
老後にあって 最大のウイークポイントは金銭的ゆとりである。隣の芝生は青いとは言うが、それは人の事と割り切り、比較しなければそれなりに大丈夫のようである。なおおじさんの年金受給額は県の厚生年金受給額平均と数千円も変わらない。
おじさんも多少の文句を言わないようにしているが、食事がポイントと思う。年金生活ともなれば、家賃・税金・健康保険・水道光熱費を除けばメイン費用である。
多大な貢献を頂くのは奥さんである。毎日それなりの始末というか、バランスが良くかつ倹約メニューで食事を準備してくれていることが最大のポイントである。
元から料理上手であったのか、子供が大きくなるまで専業主婦をしたためか、それなりの腕前であるので助かっている。逆に 高速調理は苦手である。ばあ様が昼を作る時など奥さんの半分ほどのスピードで作っているのを見る。夫婦共稼ぎで鍛えたばあ様と専業主婦で鍛えた奥さん 2人の中間能力が理想と思うおじさんである。
なお おじさんは ばあ様と奥さん2人への感謝を込めて、バイトの日には 珍しい食べ物、チョットした贅沢な食べ物を買い、冷蔵庫に入れて置くようにしている。過去数か月 食べ物の残った姿は見たことがない。
おじさん たまに見る<よめ子 節約>
「ゆとり」というもの 金銭は当然ながら時間・空間・肉体・精神すべてと言ってよい程の範囲に及ぶ。何処の事柄でも 一度でいいから考え・実行することをお勧めする。
ゆとりを持つのは性格的な要素が強いので、最初から敬遠されるかも知れない。しかし 違った考えをすれば、若い時仕事で張りつめ頑張っていれば、年金生活で多少緩めた時、余裕がある状態となれる。中学生、高校生に小学生の算数ドリルを遣らせるのと同じである。
アドバイスできることは、目の前の仕事でベストを尽くせである。次のステージでは必ず役に立つ。
品は悪いが 万事「余裕ぶっこいて」と言うのが良いことと思う。
人並を考えない
人並とは誰が決めたものなのか、どんな経過で決まったものか問いかければ良い。子供の頃からコマーシャルに流され、流行りものを追いかけた時代もあった。そんなことで誘導されるように人並を決めてきた気がする。
自分の人生 隣を覗いて不幸に思うことなど必要ない。人生を楽しむことが優先である。さらに 年金生活から言えばお金を使わず楽しむに越したことはない。
俯瞰する
視野を拡大 あるいは見る位置を変えて、全体を俯瞰しようとすることが大事である。局所を見ていれば碌なことはない。例えば船で釣りに出かけた際、竿先ばかりを見つめて船に揺られると船酔いする。目を上げて周囲を見渡し、船が何処を流れているか眺めてみる。船の位置を周囲の山あるいは島の目標物との角度などでおよその位置が分かる。これを「山立て」というが GPSなど無い時代はこれで漁場を記憶し、釣りをしていた。
GPSなどの道具に頼り切ることもなく、急ぐ旅でもないので道を迷うことがあっても良いと思うことである。逆に道を迷わず、新たなものは発見できないことに思い至る。
企業訪問なのか駅前で携帯画面を見ながら歩く若造を見かける。あまりに画面ばかり見ていては 風景を見逃す。効率の良い生き方も置いといて 風景をリアルに見て「山立て」してないと、イザと言うときなど・・・GPSが使えない場合は情報の取り方に迷うことになる。ランドマークなど見ておけば良かったという後悔が先に来る。
その他 万事程々の感覚など 色々必要なものがある。その為にも俯瞰することが大事と思う。