色々なことにはツボがある。ツボとは 大事なポイントをおさえていることを意味する言葉と思っているが 詳しくは辞書でもお調べ頂きたい。その外にも 物の見た目やエピソードなどの刺激が人の感情を強く刺激することを意味することがある。「笑いのツボにはまる」などである。

ここ数日でネット記事がツボに入ってしまったので書いてしまう。別段記事の対象を貶すわけではないが・・・笑ってしまった。歳とともに意地悪爺さんになったので・・・お許しいただきたい。

ツボだらけ

おじさん 社会民主党(旧社会党)福島瑞穂党首は9日、オンラインで記者会見し、憲法改正国民投票の利便性を高める国民投票法改正案に関し、先の衆院憲法審査会での採決に抗議の意を表明し、「憲法改悪に道を開きかねない」として反対する方針を示した との記事を読んだ。論理展開のツボが何処なのかも不明であり、「憲法改悪に道を開きかねない」として反対すること自体がわからない。時代と伴に法律は改正していかなければならないのが当然なのに・・・条件と仮定そして結論がバラバラ・・・結論からスタートしてはどうにもならない。

続く記事で「去年11月の党大会で、合流を望む党員の離党を認めることを決め事実上分裂しました。党によりますと、去年の党大会以降これまでに、党員全体の3割にあたる、およそ4000人が離党したということです。」とあり、これじゃ・・仕方ないよねとしか思えなかった。

その後 掲示板にこのポスター写真が張り付けていて・・・笑いのツボにハマってしまった。無理!

日本国憲法も同じ、序文の「諸国民の・・・」と始まる。周辺国の理解と相互の努力などが無ければ平和を希求することは難しい。第9条のみを読んで解釈する愚かさを知るべきと思う。

条件が変われば結論は変わる そんなことを理解出来ないものは滅びるしかない。

全体を俯瞰することなく局所を捉えて評論する。議論に勝つためなら理解も出来るが全体を評価するためにはどこにツボがあることを理解していないとトンチンカンな意見をいつまでも出すことになる。

まさに 笑いのツボだらけ状態となるが 本人は気付かない。

専門外はツッコむな

数日前に 朝日新聞記者がフォーブスに記事を投稿していた。韓国が開発する次世代戦闘機KF-21が素晴らしく、日本もいずれ追い抜かれるという「よいしょ記事」に呆れた。

戦闘機開発で日本が韓国に追い抜かれる日 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

基本的にステルス戦闘機はレーダー反射波を優先して考え、運動性の確保からも 空力的に不安定な機体を作る。これが行き過ぎた場合は 空力的に安定を与えることが出来るように カナード翼等を追加するなど制御を追加する。だがこの追加がレーダー反射上は良くない。従ってカナード翼を追加することなく、通常の操縦システムのみで 飛行プログラムで制御要素を操作して、パイロットに感じさせず安定飛行を補完する。

子供の頃 学校帰り 手の上に傘を立ててバランスさせるのを遊びながら帰ったが、これと同じである。微妙に手で操作するするのを自動的に行うのである。

ここまで書けば飛行機好きの方は理解できると思うが、ひと昔前の中国、ロシアの最新の戦闘機にはカナード翼が操縦席横などにある。最近は取れてきているのでプログラムが進化してきたと思う。相当の回数を飛ばし、何度も書き換え シュミレーターで確認そして作られて来たと思う。

日本でも昔 T2と言う練習機をCV研究としてカナードなど追加しながら、実証研究を行っていた。一昨年空力的に不安定なステルス実証機の実飛行出来たことなどは 過去の積み上げの成果の賜物である。

飛ばす前に「よいしょ」する 提灯記事としか思えない。飛んでから書けが素直な意見である。知らないなら書くなと言うところである。

ミサイルなど兵装システムを翼下に吊るすのもステルス機では?が付く。従って現状は中途半端な形であることは一目瞭然となる。外観が良く出来ても、時代遅れあるいは2流品である。

KF-21の共同開発国であるインドネシアは半ば資金拠出を渋っている。インドネシアは自国で製作した航空機を飛ばしているので、おじさん同様 懐疑的な考えと伺える。機体が上手く出来ても兵装システムなどが必要なので、戦力となるのはなかなか難しい。戦かう飛行機が戦闘機と基本を忘れてはいけない。

レーダーしかり 現代の戦闘機は電子アビオニクスの固まりである。単独で飛ぶだけなら能力不足でも良いが、戦力とするには疑問がまだ多い。完成は長い先と想像できる。

この辺りのツボを押さえていないと・・・ただの提灯記事となる。記者としては恥じるべきこと知るべきである。65歳のジジイでも 好事家であれば少し考えれば判ることである。

内容・比較対象なども時代錯誤的で、どんな時代をこの方は生きているのかと思うような内容で・・・語るに落ちるとの表現が適切と思った。これで現役記者なら書いた記事を恥じるべきとしか思えない。

まあ「どつぼに嵌まった(はまった)」と思い 専門外に口出ししたこと 反省いただくしかない。またこの記事を載せた編集者も反省する必要があると思う。

最後に途上国向けに武器輸出しているのが韓国である。平和を願うおじさんから見れば、このような国家の武器を 間接的にも評価する記事を掲載することは残念と思う。朝日新聞とは何者?このような記者が多いとすれば見識を疑う。

投稿者

おじさん

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