奥行きのある花との印象がある。色も微妙に艶っぽい色である。調べていくうちに忌み嫌う地方があるとの記述がある。材木を葬儀の際に骨を拾う箸に利用したことや、花が燃えるように美しく、花の時季には辺り一面が山火事になったように見えることからかカジバナ(火事花)、シビトバナ(死人花)、ソウシキバナ(葬式花)などの異名がある。おじさんの地方にはないので知らなかった。
色々あるもんだと・・・感心するしかない。
あれこれ
タニウツギ(谷空木、学名:Weigela hortensis)はスイカズラ科タニウツギ属の落葉小高木で、田植えの時期に花が咲くので「田植え花」としても知られる。新緑の中で咲くピンクの花はひときわ映えて見えるので見つけやすい。日本特産。北海道の西側、本州の東北地方、北陸地方、山陰地方に分布する。
花期は5-6月。今年枝の先端か葉腋に散房花序をつけ、多数の花をつける。5裂する萼裂片は長さ4-7mm。花冠は淡紅色の漏斗状で、長さ2.5-3.5cm、径2cmになり、先端は放射相称に5裂する。花冠の内側より外側が色が濃く、開花しているものより蕾のほうが濃い。雄蕊は5本あり、花柱はそれより長い。