バイトの形でも会社勤めを始めると 昔を思い出し、サラリーマンと言う立場をを改めて考えている。おじさんは技術系だったため、自分の守備範囲がある程度限られたかたちで仕事をしていた。営業に近いと言っても、営業に随伴して補助的なセールスエンジニアまでである。従って 成果が数字を通じて「見える」こともないので精神的には楽であった。

一方で おじさんの知人で営業畑を歩き、現在全国展開している家電量販店の役員がいる。家電メーカーの営業から実績を重ね、転社を重ねながら現在の地位にいる。彼なんかは成果が数字を通じて「見える」ので、大変な修羅場を歩いてきたと思うと同時に尊敬してしまう。

現在 知人の息子さんも同じように 知人同様 営業部門にいるらしい。親族その他から 伝説めいた経歴を持つ親と比較されたりしては大変だろうと思う。親と子供は違う人格であり 時代も考え方も異なるので、親が立派と言えども子供もそうは行かないのが当然である。

おじさんの子は安心して我が道を歩けると思う。おじさんは 小市民で比較対象とされる人間でもないので「それなりに生きたおじさんの子供で良かった!」と思えることとでしょう。凄くラッキーです。つくづくおじさん立派な親でなくて良かった。成り上がるのも、成り下がるも子供の自由・思いのままです。

立派な知人のことは 話さなくても子供達は誰か分かっているでしょう。この辺りの逆説的考え方がないと 功成った方のダサい夢のような「不幸な生い立ち 成り上がり」を聞くのと同じになります。見方を変えれば 人生はより豊かになると思います。

会社勤め

先日AIに伴い整理されるか否かについて 少々書いたが、結論としては就業を目指していれば どこかに隙間があり、落ちるも引っかかり何とかなる。後はガチャガチャ同様 運が作用すると言った。

だが最低これ位の行動をしていない者は、嘆く資格がないと思うことを列記します。運だけで済むほど世の中は甘く無い。求め続けるものだけに 偶に運が廻ってくる。廻って来た時に 気付き掴めなければ、運がないのと同じである。

(1)いつでも上司の代わりが出来るように 資格を含め自身のスキルを磨いている

  上司の不満や非難をしているだけでは周囲からの評価は下がり、自身の進歩もない。

  上司の立場に自分が昇進した際に、部下から信頼され、上司以上に仕事ができる人材

  と評価されるように仕事に取り組む。

  酒場の隅で「ああだ こうだ」はその場で捨て置くこと。ほじくらない。

(2)企業に収益をもたらす人

  決められたことを決められたように実行する作業は、AIの方が向いている。

  人間と違い、間違えることがない。ワード・エクセル自慢は何処にでもいる。

  作業はマニュアル化できるので、誰にでもできるので代替される。

  一方 新しい価値を生み出すなど 企業に利益をもたらす仕事ができる人は

  他社に流出しないよう厚遇される。

  誰でも簡単な仕事は 多少立派にやっても 評価されない。只の作業です。

(3)人材(部下)を育成できる人

  有能な人は一人でやってしまい、仕事が自己完結して、部下が育たないことが多い。

  部下を持つようになったら、部下を支援・成長させチームで仕事すること。

  自分よりも有能な人材を集めて仕事に取り組めるように 人品・人柄が一番。

  システム工学あるいはマネージメントを理解し、リーダーとして行動できる人材。

(4)5年先、10年先の社会構造変化を踏まえて、自分の仕事を変革を目指す人

  将来確実に起きる社会構造変化と思われる事柄をチェックする。

  自動運転 AI(人口知能)シェアリング社会 キャッシュレス化 メディアの交代

  など勉強と俯瞰は欠かせない。

(5)出来上がった企業ブランドに依存せず、逃げない人

  先輩から受け継いだ企業の付加価値やブランド資源に依存するだけではいけない。

  新たな価値を自ら生み出す仕事を目指す。「看板」や「名刺」に依存しない。

チャレンジ

40代以上の世代こそ、AIやロボットに代替されないスキルを絶えず磨き、将来に備えて仕事に取り組むべき世代と思う。自らチャレンジすることは、現役時代はもとより、定年後の再就職時にも仕事の選択肢を広げることにもなる。60歳までにもう一花咲かせる覚悟が必要と思います。

40代は子供を育て且つ老後に備える準備が始まる。50代はその嵐の最中にいる。30代で始めた住宅ローンもその時点で約半分。これから子供の学費が増え、本当のキツイ返済が始まる。

厳しいことはおじさんも体験者なので分かる。みんな歩んだ道と思わなくてはやっていられない。先ずは 黙って子供に背中を見せながら、努力することかと思う。

年齢により体力などの低下 あるいは得意先とフレンドリーに仕事する手法・方法が効かなくなるなど、転機の時期でもある。自らの変革なくしては 叶わないことが増えるので、仕事のやり方・努力の仕方など従前と大幅な変更も考えることも必要となる。この時 素直に自分を見つめることが出来るか否かが今後の分かれ目となる。

「将来にそなえる」という視点を持つ人でなければ生き残りは望めない。

先人の言葉「働き一両、考え五両、知恵借り十両・・・見切り千両」

投稿者

おじさん

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