先日 先の大地震より10年の経過して 震度6強の地震(余震)が再び起きた。今回は死者が無く幸いであった。だが住宅に被害なしとも考えられないので、震災に会われた方により手厚くケアが行われることを希望している。

昨年4月に宮城県でプレハブ仮設住宅の廃止に伴い、最後の居住者が出られたのことが報道されていた。日本では 天災で住宅を失った場合、補助等は貰えるが過半の資金は自分で出すあるいは借入しないと住宅を復旧出来ない。財産が無い場合は賃貸住居となるが、高齢となれば借りることも難しい。復興支援住宅などに入居できれば良いが、希望する全ての方は入居できない。所得制限など入居条件に難しさがあるので どうしても選択的となる。また居住環境・スペースなども限られてくる。

なお 以下の考え おじさん・奥さんが 痴呆症などになった際のことまで考えてはいない。痴呆症になってれば、万事認識できず最終的に介護施設入居と思うからである。

事前準備

人により差はあるが 体力のある70歳までに「断捨離」が必要と思っている。おじさん不動産屋時代 転居された息子さんなどから実家の転売を依頼されてよく見に行った。親御さんは病院あるいは老人ホーム・息子さんの家などに引き払われていた。もちろん売ると言うことは 使う予定もないということである。しかし 住居にはものが溢れていることが多かった。下手すればゴミ屋敷同然の状態となっていた。先ずは片づけあるいは建屋の取り壊しをお願いするのが大半であった。

我が家のばあ様も ものを捨てる決断が出来ない。思い出もあると思うが、亡くなったあるいは住まなくなれば大半はゴミである。死ぬことを考えても 伝えるべきものと捨てるものを区分しておかなければいけない。正直 自宅納屋の2階など、ばあ様が納めてから一度も使ってないものが大半である。おじさんのものでもないので、捨てようかと云うが ハッキリした返事は帰って来ない。

整理されず地震ともなれば、玉石混交 大事なものが更に判らなくなる。おじさん個人的には 70歳頃にはシンプルな生き方となるよう努力したい。

命あってのこと

地震が起きれば 命を守ることが優先する。火災が発生すれば先ず逃げることが優先する。万事命あってのことと思う。

持ち出し袋など備えておけば良いと思うが・・・適当な性格のためか・・・おじさんは用意していない。心入れ替え!と考えたが、固執するようで そこまで準備出来ない。

取り敢えず いつも持ち歩く携帯と財布と免許証があれば 数日過ごせるかと思っている。

電気・水道など社会的インフラは落ちると考える。3日もすれば何とか確保され最低のことは出来るかと思うので、携帯の充電・財布の現金と自宅ストックの水とカセットコンロでどうにかなると思っている。

住宅手配

おじさんこれと言った財産もないので、住宅再建築は難しいと思う。またそうなった際の子供の状態も判らないし、ばあ様・奥さん・おじさんの安否も確実には想定できない。家の継続使用も不明である。住宅が継続使用不可の場合は 再建築でなく 賃貸になる可能性が非常に高い。

なお 過去に住宅の復興について不動産関係をまとめてますので よろしければご一読ください。法律的には変わっていませんし、将来も同様かと思います。

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以下はおじさんの被災後 既存の住宅を使用できない場合の想定です。

震災直後は体育館などで 家族以外とも肩を寄せ合うと思うし、プレハブ仮設住宅の当選を待ちわびると思う。なお 空いている公共住宅があり、申し込み受け付けがあるなら申し込み、公共住宅入居を優先する。

おじさんと奥さんの年金を合わせれば、田舎暮らしで家賃も高くないので 賃貸住宅の家賃を支払い最低限度の生活は出来ると思う。だが その際は賃貸住宅の貸し手があるか否かが問題となる。賃貸住宅でも公共の県・市などであればよいが、民間であればどうか判らない。この時ばかりは子供に保証人あるいは表見的あるいは名義人としての借主になって頂かないと無理かと思う。最悪 そうしていれば時間が経ち自然とあの世に旅立てると思っている。

最後に付け加えるが 70歳超えての賃貸住宅入居 甘い世界ではない。お金を多少出すと言っても難しい。元不動産屋として申し上げておく。賃貸で一生暮らせるのは、公営の団地に住むなど限られた方々である。

投稿者

おじさん

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