おじさんが学生の頃は 間借の下宿が多かった。風呂は銭湯  台所,トイレ.手洗いなどは共同であった。洗濯機は全員から500円/年ずつ徴収した共有物であった。そんな環境で学校に行っている時代に、現在のワンルームマンションが出現した。新入生で親に資金力のあるものが入居していた。大半はまだおじさん同様の生活をしていたので、取り立てて貧乏とは思わなかった。

下宿 事前に大家から購入したコインを投入すると一定時間ガスコンロが使える。共同トイレ・共同台所そんなものしかなかった。確か家賃は水道電気込みで6,000円超と記憶している。当時の一か月の生活費が20000円程度(学食カレーライス150円 カツが載れば250円)であった。従ってコストパフォーマンスから言えば 家賃もそれなりに安く、新聞配達しながら 奨学金とバイト代にて学校に通えた。

近くの私学付近でも同じような下宿があり 似たようなものであったが、ワンルーム出現は私学の多い地域が早かった。

そんな状況を見て「何処に自身の程々を見つけるか それが一番大事である」とおじさんは考えていた。

良くてもこんな入口だった

子供の時代

最初から 出入口オートロック,バストイレ別と贅沢であった。金額に驚き、借りたものにそこまでお金を払うのも如何なものかと思いながら支払った。バストイレ別にしなければ5000円以上節約できるのに・・・と説得したが奥さんを見方に付け・・・さんざん反論を受けた。その際 自分で稼いで「家」を借りたら、分かると思いそれ以上は言わなかった。

こんな感じでした

現在 子供の一人は3DK持家,一人は2DK借家(勤務先家賃補助)もう一人は1DKロフト付き借上社宅に暮らしている。

おじさんの頃と比べれば住宅 遥かに贅沢である。おじさんは独身時は1R(6畳)の会社寮住まいであった。比べれば雲泥の差である。会社の寮なので、食堂は事前に予約,風呂トイレは共同であった。もちろん費用は給料天引きである。

こんな感じの一人部屋だった

お風呂なし物件

最近東京の賃貸物件情報で 「東京銭湯ふ動産」なるページを見た。風呂なし賃貸物件の案内である。現在の銭湯の料金は東京で470円(安くなってない?)であり、1月の金額は470×30=14,100円掛るので、家賃に加える必要はあるが総額的には安い。内風呂の入った瞬間の寒さもなく、行き帰りの暑さ寒さは難点であるが・・・なかなか良い。住居費用と生活費を合わせて考えれば安くなる。後は個人の問題である。

そう言えば「家について行っていいですか」で銭湯券を配る企画があったが、登場されるご老体の状況と同様と理解できる。以前 不動産で予想したが居住接近とコストダウン 経済情勢から若者がご老人の住んでいたアパートを侵食し始めたかと思う。現実を直視する若い方が増えたのかもしれない。

現在の経済状況では 自己賃貸住宅の選択について再確認しておくことが、生き残る最初の一歩と思います。でも おじさん思うに「神田川」の世界を理解してくれる女性は多くないので、若い男の子は無理をした方が良いとは 老婆心より伝えておく。

投稿者

おじさん

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