「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」と口調で覚えているが植物の実際を知らな方は多いと思う。名前も現在と相違するので特に・・・あれ?となる。
家庭菜園のカブ(すずな)と大根(すずしろ)はお馴染みの野菜であるが、名前が一致しない程度であるのでスーパーにてご覧いただければ事足りると思う。念のため アイキャッチ画像に家庭菜園のカブと大根の作付写真を使用した。
「せり」は おじさん散歩の行程を延長して探したが見つからなかった。近年は水路三面がコンクリートとなり、コンクリートでないところでは 外来のクレソンが勢力を広げ、ご近所の水路はせりの勢力範囲外となっている。七草を探す際も外来の雑草あるいはグランドカバーが雑草化して競争する状況であり、道端で探すには難しい時代が近づいている。
なずな
別名ペンペン草と言えばお分かりいただけるかたが多いと思う。ハートのような実が花の下に着くところからと言われる。学名:Capsella bursa-pastorisであり アブラナ科ナズナ属の越年草。別名、ペンペングサ(ぺんぺん草)、シャミセングサ(三味線草)。田畑や荒れ地、道端など至るところに生え、春から夏にかけて白い花と三角形の果実をつける。春の七草の一つで、若葉は食用にもなる。ムギ栽培の伝来と共に日本に渡来した頃の帰化植物と考えられている。
ごぎょう
ハハコグサ(母子草、学名: Gnaphalium affine)は、キク科ハハコグサ属の越年草である。道端や畑などに見られる小型の草で、全体が白い綿毛に包まれていて白っぽく見え、葉は細いへら形で、春から初夏に細かい黄色い花を密に咲かせる。
はこべら
ハコベ(繁縷、蘩蔞)とは、ナデシコ科ハコベ属(Stellaria)の越年草である。「ハコベ」は一般にはコハコベとミドリハコベを総称していう。単にハコベというときはコハコベのことを指す場合もある。市販されている七草は一般にコハコベである。コハコベが日本に入ってきたのは明治時代といわれている。ミドリハコベはもともと日本に生育していた種とされ[5]、春の七草はミドリハコベとする文献もある。
生け垣のわき、道端、畑などに自生し、春に茎の先や葉腋に白い5花弁を開く。全草に葉緑素(クロロフィル)を含み、昔から食用植物として知られる。
ほとけのざ
ホトケノザ(仏の座、学名: Lamium amplexicaule)とは、シソ科オドリコソウ属の一年草あるいは越年草である。成長した際の高さは10センチメートルから30センチメートル 四角断面の茎は柔らかく、下部で枝分かれして、先は直立する。
葉は対生で、縁に鈍い鋸歯があり、下部では葉枝を持つ円形、上部では葉枝はなく茎を抱く。茎は段々につくことからサンガイグサ(三階草)とも呼ばれる。
花期は3月から6月で、上部の葉脇に長さ2センチメートルほどの紫で唇形状の花をつける。