このところ 散歩途中の庭のバラがつぼみから、少しづつ開いていくのを観察してる。本日花壇の花が全て切られ、剪定され冬支度に入り観察中止となった。品種名はロイヤルハイネスである。
友人にも 日々家庭菜園とバラ庭に勤しんでいるものがいる。心臓病と前立腺ガンのため無理をしないといいんだけどと 奥さんは言っている。たまに前立腺ガンのホルモン療法などで2週間ほど入院するが その間は奥さんが世話をしている。おじさんは彼が好きなことやっているのでいいと思っている。
花の女王といわれるバラ。今さら「綺麗な花にはトゲがある」など無粋なことは言いません。良いものは良いと思う。さて バラには多種多様な種類や系統があります。
バラの樹形のタイプから、木立ち性のブッシュ・ローズ、半つる性のシュラブ・ローズ、つる性のつるバラの3タイプと、ミニバラに大別できる。
ブッシュ・ローズ(木バラ)
ブッシュ・ローズは木立ち性のバラを指し、そのなかには広く栽培されている四季咲き性のモダンローズ(ハイブリッド・ティー系やフロリバンダ系など)のほかに、チャイナ系やティー系など一部のオールドローズも含まれる。
これらのバラは低木と同じく自立し、よい環境では春から秋まで開花します。花は中輪から巨大輪まで幅があり、花色も豊富で、強い香りをもつ品種もあります。株は品種によって大小あり、樹形も直立性から横張り性までいろいろです。
シュラブ・ローズ(半つる性)
シュラブ・ローズは、広義では半つる性のバラを指し、狭義では半つる性のバラのなかのシュラブ(モダン・シュラブ)と呼ばれる系統を指します。枝を長く伸ばせば小型のつるバラとして利用でき、また、四季咲き性や返り咲き性の品種の多くは短く切り詰めて、ブッシュ・ローズのように仕立てることもでき、利用範囲の広いバラです。花色も豊富で、小輪から大輪まであり、強い香りのある品種もあります。株の大きさは品種によって異なり、枝の太さや堅さなどもさまざまです。しなやかな枝の品種は開張型の株に、枝の堅い品種は直立性から横張り性までと幅広い株姿になります。
つるバラ(クライミング・ローズ)
つるバラは、広義ではつる性のバラを指し、狭義ではつる性のバラのなかのラージ・フラワード・クライマーと呼ばれる系統を指します。
つるバラは「つる」という言葉がつくものの、アサガオなどほかのつる性植物のように自ら絡みつくことはなく、枝を長く伸ばすだけです。そのため、伸びた枝をアーチやオベリスク、フェンス、パーゴラなどの構造物に誘引して観賞するのが、一般的な楽しみ方です。花は小輪から大輪まであり、花色も豊富で、品種によっては香りも強いです。株は品種によって大小あり、つるの太さや堅さなどもさまざまで、仕立て方に合わせて品種を選ぶことが大切なようです。
ミニバラ
ミニバラは、木立ち性で、ロサ・キネンシス‘ミニマ’(チャイナ系オールドローズ)の小型の性質を受け継ぐバラです。コンパクトな株に極小輪から中小輪の花を咲かせ、環境がよければ、春から秋まで咲き続けます。花色も豊富です。香りは品種によっては強弱がありますが、他系統に比べると芳香性品種は少ないようです。株は自立し、品種によって大小あり、樹形も直立性から横張り性までといろいろです。近年はフロリバンダ系などと交雑された大型のミニバラが、パティオ・ローズもしくはミニ・フローラなどと呼ばれることがあります。