木が不規則に揺れているので 近づくとドバト(キジバト)がナンキンハゼの実を啄ばんでいた。夏などは葉の形がポプラに似ているので意識しないが、この時期は落葉するので違いが際立つ。
写真を一歩前でと思い近づくと・・・ドバトは飛び立ってしまった。先日 孫が公園の一角で自転車でハトを追いかけていた動画を見たが、似通ったことをしてしまった。
なお写真中央に・・・拡大するとおぼろげながら分かる。
あれこれ
ナンキンハゼ(南京櫨・南京黄櫨、学名: Triadica sebifera)は、トウダイグサ科ナンキンハゼ属の落葉高木である。種小名の sebifera は「脂肪のある」の意である。別名、トウハゼ、カンテラギ。和名は、ハゼノキの代わりに蝋をとる材料として使われるようになった、中国原産の木との意味である。
葉は三角状広卵形で先端は尾状で、秋、紅葉する。花は雌雄同株であり、5-6月開花する。雄花は総状花序で、その葉腋に雌花をつける。
果実は秋、少し三角のかかった球形の蒴果(さくか)を黒熟させ、3個の種子を出す。種皮は黒色であるが、その表面は脂肪に富んだ白色の蝋状物質で覆われる。蒴果が裂開しても、種子は果皮から自然に離脱することはなく、紅葉期から落葉後まで長く樹上に留まり、白い星を散らしたようで非常に目立つ。ムクドリなどの鳥類がこの種子を摂食し、蝋状物質を消化吸収して種子を排泄することで、種子分散が起こる。