誰しも人生 良いことばかりじゃないと思っている。物心ついて以来 考えると悪いことが多いと思うのが・・・いや思いたいのが人である。

こんな時おじさん「喜びは一瞬で訪れ 努力あるいは苦痛の訓練は長い」と思い その量を数学の積分と同じ面積のように考えれば良いと思っている。

それでダメならダメで どうすればやり過ごすように出来るかを 冷静に判断しなければならない。最近はこの辺りで 生き残る方法を教える機会が少ないように思う。

当たり障りのない対人間を考え、漠然と考える方が多いためと思う。諸兄には漠然ではなく、具体的に考えられることをお勧めする。

自分を守る戦いであるから 多少の品の悪さがあっても問題ない。人を悪し様に言い、足を引っ張らなければ良いと思う。生き残るのが優先する。

命あっての物種

綾戸 智恵(あやど ちえ、1957年9月10日 )は、最近は母の看病などで若干現役を退いた感がある。ジャズシンガーとして渡米する際、母親から「襲われて抵抗して死んだらあかん。抵抗せんといて」と教えられたそうである。「生きてれば何とかなる」と教えられたと「徹子の部屋」で発言されているのを見た。

おじさんなど同世代でもあり、親からよく似た教育を受けて来ている。多分「命あっての物種」と教えられてきたことで理解している。原因は親の世代が戦火を潜り抜けてきたことに起因すると思う。その為か「私は今日まで生きてみました・・誰かに縋り付いて・・・」と歌う吉田拓郎に納得がいくと同時に「俺もないけど・・・」と植木等に共感する。

考え方

悩むテーマを大きくすると 大きさに圧倒されて人間はすくんで動けなくなり自壊していく。従って基本的には最悪の事態を避けるには 具体的に何があれば 取り敢えず対処できるかと考える。つまりテーマを小さく、考えやすい身近なものにする。

人であっても金であっても具体的に思い浮かべる。相談できる人はいないか?相談するには対面して伝えるか電話すべきかそれともメールにするかなど相手と方法を決める。

次はどんな風に切り出すのか、どんな内容を書き出すのか。何をどう頼むかを考える。何事も具体化して考えることが大事である。・・・・少し余裕が出てくれば、ここは頼んで乗り切るが 次の手はどうすると次が 次々と出て来る。

例えば 家賃もかかるので・・・あいつを好きなので イッソ転がり婚でも・・・何でもよい。

自己利益を優先する話でも 仮想的でもリアルな話で考えるのが最も良い。

この際ネットを携帯で見て頼るのは おバカである。凹んだ人間をカモに生きている人間の懐に飛び込むようなものである。「落ち目に祟り目(たたりめ)」と相場が決まっている。より不幸にされてしまう。

お願いする相手がいなければ、居住地の市役所に行って 経済的困窮なら福祉課にでも訪ね、相談すれば幾ばくかの金銭を貸し付けてくれる。そして住居のこと、身近に行動しているNPOなどを教えてくれる。

いっぱいいっぱいの頭では碌なことは考えない。友人他に話せば落ち着くものである。落ち着けば 深呼吸してまた前を向けば良い。留まるな!歩き続けることが大事である。

人も水と同様である 淀め(よどめ)ば腐る。