今日 親類の法要で散歩の時間を変更したところ、いつも見かけるフヨウの花の色が違うのに気が付いた。
名前をスイフヨウ(酔芙蓉)と言うことで・・・変種のフヨウであった。
朝咲き始めた花弁は白いが、時間がたつにつれてピンクに変色する八重咲きの変種であり、色が変わるさまを 酔って赤くなることになぞらえたらしい。
道端でいつも見かけるときには気付かず、少しズレて気が付く。昔ならロマンチックなドラマでありそうな設定である。
おじさん位になると「縁は異なもの味なもの」でまとめてしまう。感性,五感が・・・鈍っているのでしょう。
あれこれ
中国、台湾、日本の沖縄、九州・四国に自生する。日本では関東地方以南で観賞用に栽培される。
幹は高さ1.5-3m。寒地では冬に地上部は枯れ、春に新たな芽を生やす。葉は互生し、表面に白色の短毛を有し掌状に浅く3-7裂する。
7-10月初めにかけてピンクや白で直径10-15cm程度の花をつける。
朝咲いて夕方にはしぼむ1日花で、長期間にわたって毎日次々と開花する。
花は他のフヨウ属と同様な形態で、花弁は5枚で回旋し椀状に広がる。
先端で円筒状に散開するおしべは根元では筒状に癒合しており、その中心部からめしべが延び、おしべの先よりもさらに突き出して5裂する。
フヨウとムクゲは近縁であり、葉がムクゲより大きいこと、めしべの先端が曲がっていること、で容易に区別できる。接木も可能である。
変種・近縁種
スイフヨウ(酔芙蓉、Hibiscus mutabilis cv. Versicolor)
朝咲き始めた花弁は白いが、時間がたつにつれてピンクに変色する八重咲きの変種であり、色が変わるさまを酔って赤くなることに例えたものです。
他にもフヨウは 次のようなものがある。
アメリカフヨウ(草芙蓉(くさふよう)、Hibiscus moscheutos、英: rose mallow)
タイタンビカス(日本で作出された園芸品種。アメリカフヨウとモミジアオイの交配選抜種。)