サラリーマンと経営者は根本が違う。サラリーマンとしては優秀であっても経営者となれるかと聞かれれば「?」と答えるしかない。
おじさんの見て来た あるいは随行などさせていただいた範囲では 銀行出身あるいはプロパーサラリーマン出身でも「ぶりのアラのような親父」が多かったと思う。
財閥系に勤め取締役となり 関連子会社の社長におさまった同級生に聞いてみても同一タイプが多いとのことである。
おじさん達 飲んで「ぶりのアラ」になれるわけがない「小さな会社が限界だよね」とお互いを慰め合った。
スッキリしたのはIT系になれば・・・なるかもしれないと思うが、ホリエモン他を見てるとやっぱりと思う。
攻め
使われる身のサラリーマン、どうしても考え方が保守的あるいは守りになってしまう人が多い。
判断するときも、リスクを取らないことを優先する「リスク思考」になりがちです。
一方で、経営者の場合は、リスクを取りつつもチャンスに目を向けた判断が必要になってきます。
経営者として必要な判断力を磨くのであれば、「チャンス思考」で物事を判断するクセをつけるべきかもしれません。
サラリーマンという立場上、実際には「リスク思考」での判断が必要なシーンが当然とと思います。
判断が必要なシーンではできるだけ「リスク思考」と「チャンス思考」の両面から考えるように癖を付けると良いと思います。
人材育成
経営者になったら、「従業員を育成する」のも 自分自身でやらなくてはいけません。人に教えること、指導することが重要な仕事になります。
自分が教える立場になったときのことを想定し、今のうちから「教えるノウハウ」を貯めておいたほうが良い。
ノウハウを学ぶ方法として、もっとも手っ取り早いのが、自分自身で研修を受け、「こういう教え方だとわかりやすいな」など 研修を受けて自分が感じたこと、気づいたことなどがノウハウになります。
おじさん 山本五十六 旧海軍連合艦隊司令長官の言葉が好きです。
「やって見せ 云って聞かせて させて見せ 褒めてやらねば 人は動かじ」深いと思います。
異動
全国規模の会社になると、2年から3年で人事異動があります。慣れ親しんだ仕事や部署から離れることになるため、異動をネガティブに捉える人は多い。
でも 異動は事業を多角的に体験できるチャンスです。立場が変われば、組織や事業の見え方は大きく変わります。
経営者は、起業直後などは 事業全体をいろいろな立場から見て、営業からバックオフィスまで、1人何役もこなさなくてはいけません。
さまざまな部署で幅広い業務経験を積むことが、独立・開業したときに大きなアドバンテージになる可能性があります。
専門性を磨き、スペシャリストして独立する道もありますが、異動を経験することで身につくスキルや強み そして発見もあります。
独立・開業を目指す人は、人事異動は「学びのチャンス」とポジティブに捉えるべきと思います。
準備作業
会社には、机、イス、ロッカー、PC、OA機器など備品があります。仕事をしていて「当たり前」にあるものですが、脱サラしたら、こうした備品のすべてを あなたが揃えなくてはいけません。
どんなものを用意するか、買うのかリースか? イチから考える必要があります。
似たような業種での独立・開業を考えているのであれば、今働いている環境は絶好の模範例となるはずです。
自分が独立したときのことをイメージし、将来どんな設備や備品が必要になるのか、今のうちから軽くリストアップして準備ましょう。
同時に ネットなどで金額を把握して 資金計画に組み込みます。
システム
最近では、多くの会社がパソコンなどで業務の効率を上げるため ネットワーク,ファイルシステム他ソフトウエアなどを利用しています。
こうしたIT環境も、備品や設備と一緒で、サラリーマンとして働いているとありがたみを感じにくいものですが、脱サラしたらすべて自分で整える必要があります。
IT環境 スキルがあれば問題ありませんが 無ければ導入管理を委託する必要が出てきます。
同様のシステムを導入することは難しいかもしれませんが、今の時代、類似のサービスがたくさん出ているので、安く利用することも可能です。
システム導入の必要性を見定めておくと良い。
最後に 少し目線を変えるだけで、身の回りのすべての物事が成長機会や価値ある情報になります。
独立・開業という目標を見据え、今の環境を最大限に利用して、しっかりと準備を進めましょう! 独立しなくても役にたつと思います。