おじさん 38歳まで千葉県に住みながら、東京でサラリーマンしてました。
その為 東京で暮らしたことも のべ10年近くになります。そんな中で感じた私的感想です。
東京での生活全体は満員電車などを除けば良いですが、スペースを必要とする趣味などには狭すぎると思います。
人も多過ぎで・・・十分な所得を得て潤沢なスペースなどを得れば可能ですが・・・子供を持つサラリーマンとしては考えるところでした。
最寄りの駅から帰宅中 駅近くのコンビニで、おにぎり&パンを食べる塾通いの子供の姿を見るにつけても、この場所で子供を育だてていいものかと考えました。
不動産
現在 趣味である車などを弄るのも敷地内で 適当にやっています。東京では余程の所得か、相続財産がないと得られないスペースかと思います。
現在 軽トラ,軽箱バン,普通車を所持しています。昔の農家ですので敷地の広さは300坪程あります。
車庫スペースも十分あり 各々屋根付き車庫に収まっています。
この他 2輪原付3台 自転車バイク等ありますが・・・各車適当な空きスペースに入れています。
しかし趣味でも 先生,師匠に就いて習うもの、あるは特殊な道具を必要とする場合は 東京暮らしは便利です。
人が多いことは 趣味も多彩に存在出来るので、先生,師匠を探すことは比較的容易です。
また特殊な道具類も東京では入手し易い。これらは田舎では無理かと思います。
芝居,寄席,美術館,ライブなど文化的側面の良さも否定できません。田舎者には 羨ましい限りです。
学ぶ前提で 趣味,鑑賞も含めて考えると、最も良い不動産は 都心から50km程度の駅遠(駅近の逆)旧農家住居ではないかと思います。
サラメシ
都心では たかが昼飯一つとっても、トレンドを意識しないでいられない。
おじさんのような子持ちサラリーマンであっても 昼 神保町のカレー屋巡りをしたり、旧学生街の安い「町中華屋」巡りなど出来た。
また 神田界隈には蕎麦,寿司 あるいは大手町のビル地下には老舗のれん分け店などあり、ネタに事欠かなかった。その際もランチであり 安く堪能できた。
イタリアン、フレンチ,日本料理・・・バブル時代なのでそれなりに高かったが、接待費が認められる世であり、会社の融通が利いたので 六本木などで楽しませていただいた。
東京での飲食は 極端な話「ピンからキリ」まで存在する。
このようなことは田舎暮らしでは無理である。お店自体がない・・・そして在っても田舎臭い。
家賃
当時 30歳後半であったので 年収は500万円は超えていた。しかし手元に来るのは所得税,年金,保険類を引き、支給の0.8掛けである。
正直 税制の累進性が高まるので・・・一定所得を超えれば 実質はあまり変わらないと思う。
その中で 目についたのは住居費であった。住居費つまり家賃 これが難物である。
おじさんは 会社の借上社宅なので 住居費は安かった。3DKで3万円弱/月であった。
勿論 敷金,契約更新費用などは会社負担であった。
同級生でANAに勤めているのから、社宅は高卒優先で社宅に入れない。賃貸を借りて新横浜(当時は田舎)で12万円/月と聞いた。会社からは住居手当のみ支給。
三菱系に勤めてるのは 自社社宅で2万円/月 負担と聞いた。
三人で久々に横浜中華街で飲んでる最中 家賃が話題となり、一番給料が高いANA勤めの「ご招待&おごり」に水を差した話であった。
「じゅあ俺が手取りが一番少ないのか」と言いだした為である。
結果 おじさんが支払い、異業種交流の研究費用として 会社費用で経理処理した。
この辺りが 商社系の良いとこである。
これを後日話したら・・・また!となり・・・今度は「三菱系持ち」で集まった。
今なら 経理処理から言えば 会社に怒られるのは必至! でも あの時代は それで通った。
元に戻して 古い会社は昔 社宅を建て、取得簿価で計上している。その為 社宅費用の計算根拠が安いのである。
社員の平等性から、借り上げ社宅などでも社宅と横並びの費用を徴収あるいは支給するので住居費用は安くなる。
従ってANAのような新しい会社は、見かけの給料は高いが 住居費など除くとそれなりになる。
当時 学生人気No.1企業であったANA・・・給料の額面は違ったが 手取りの実態はあまり変わらなかった。
但し 会社規模あるいは役職などにより話が変わるので、書いた内容がすべて当てはまるのもではない。
たまに「持ち家」と「借家」の引き合いネタに出されるが、実は勤め先の個別事情が大きく作用する。
負担構造が異なるものを出して ベストは「借家」とくる記事も見受け、「アホかいな」と思う。
サラリーマンであれば50台後半には 社宅を出されることが通例と思う。
逆に この辺りで「終の棲家」をキャッシュで建てたなら、家の寿命を考えれば 老後安泰である。
所得
田舎暮らしになって おじさん大した稼ぎもないが、お金を使わずそれなりに暮らしている。
田舎はそれなりの所得で暮らせる。それ故 住居費用が 最も大きい要素と思う。
田舎者のせいか お金がある時、都会は楽しい。逆に都会はお金がないと、楽しめないことが多い。
一方田舎は遊ぶ場所が少ないので・・・それなり遊びとなるので・・・費用は安い。万事これが当てはまることが多い。
だが 子供が大学などに進学すると 俄然 都会は有利になる。
自宅から有名私立に通えるのである。費用負担は一気に変わる。
しかし 最近はキャンパスの移動で八王子など都心から離れたキャンパスのため効果が薄いかもしれない。
おじさんは 子育て時期も過ぎたので つつましく生活すれば良い様に思っている。
経済的、文化的な面では東京はイイと思う・・・されど のんびりの田舎暮らしも捨てがたい。
本日も散歩中「矢車菊」を見つけた。歳とると自然が身近にあることは 良い!