子供の頃から10円あるいは5円を握りしめ、毎日のように駄菓子屋に通った。
家から路地を抜け 100m程の位置にあった。ばあ様によれば ばあ様が子供の時はその隣に自宅があったそうだ。
という訳で子供の頃から遠慮なく出入りしていた。また じいさんが凧作りの名人であったので 子供の頃よく凧作りを教えてもらった。
それにしても当時は怪しいお菓子が多かった。食べるスキルがなければ・・・なかなかの代物もあった。
よくぞ 無事に過ごしたもんだと自分を褒めたい。
粉末ジュース
「渡辺のジュースの元です。もう一杯」のコマーシャルがTVで流れていた。
エノケンこと堺正章のお父さん榎本健一のコマーシャルである。商店では5袋入り袋(?)で売っていたが駄菓子屋は個別であった。
もちろん持ち帰りジュースにするような品のあることはしない。水道の横で口に袋の半分を入れて舐める。次に半分を口に入れて水道に口を付け飲む。
調子が良いというのか 場合によってそのままで水道も飲まない。子供同士で口を開け、舌の色付きを競い合う。
「アホウ」としか思い浮かばないが、そうであった。何が流行るか判らない。
きなこぼう
腹が減っている時食べる。楊枝の先が染まていると当たりだが、最初から当たりなんぞは期待していない。
おじさん貧しい時代のためか 当たる奴は見たことなかった。当たりが極端に少なかったとしか思えない。
■モロッコヨーグル
小さなカップに入ったチョット酸っぱい味。一度試食しただけ・・・以降 嫌いなので買ったことなし。
女子がよく買っていたので、「女子浮け」する味だったのかも知れない。
■糸挽き飴
三角錐状の飴玉で 糸を引いて大きさを競う。これも普段はパスしていた。
小学校1年の時 おじさんは商売人の子供であるためか・・・1回引くのが5円のため 個数を数え、大きさを見て1週間の小遣いが70円の一部で買い占めた。
「おばちゃん全部」で片づけた。その夜 父から怒られた。
理由は聞いたが営業妨害になるので言ってはならないと聞かされ、以降守秘している。
以降 ゴム風船が懸賞に付くくじ引きなど、おばちゃんに断わって「おばちゃん全部」を行使した。
その為か「運」は ある程度引っ張って来れるものとの意識がどこかにある。
ココアシガレット
当時 「エイトマン」というロボット俊足ヒーロー 正義の刑事の漫画が放映されていた。筋書がややこしい設定なので 詳しくは・・・お知らべいただきたい。
提供は「丸美屋 のりたま」である。当然エイトマンシールが欲しくてバカバカ フリカケをして、おかずを食べず何度も怒られた。
このエイトマンがストーリーの中で タバコを吸うのである。
エイトマン リバイバルで再製作,放送されたが、喫煙についてリメイクされていたかどうかは不明である。
おじさん 大人になっているので、リメイク版を見ていない。
昔の設定は体各所のオーバーヒートを抑えるため、ベルトのバックルに収めてある「タバコ型冷却剤」を定期的に服用する。
この真似と言うか・・・チョコレートと言うことで 良く食べていた。
また主人公の名前が「東 八郎」どっかで聞いた名前。東MAX の父と同名である。
おじさんどちらが早いかは知らないのでこれ以上のコメントはしない。
これ以上書いていると・・どこまでも続きそう 思い出は多い。