パラダイムシフト おじさんこの言葉が好きです。

初めて聞いたのは第2次世界大戦の際の爆撃機B29の開発話においてです。

今はコロナでパラダイムシフトが起きています。

こんなパラダイムシフト時代を生きるのを考えて見たい。

■B29爆撃機

B29が出現するまで、大型爆撃機は編隊を組み、各機に取り付けられた防御火器を周囲に向け 死角が出来ない様に協調共同して運用していた。

ドイツ爆撃などの映画などで登場する B25などの戦闘シーンが描かれ、ご存じの方も多いかと思う。

B29はB25の後継機種である。

その際 飛行機は 「より大きく」「より高く」「より速く」の3大要素が詰め込まれる。

戦闘機が上がって来れない場所を 飛べば戦闘機の攻撃を受けることなく また地上からの高射砲攻撃も受けない。

排気タービンを使ったレシプロエンジンで 1万メートル以上の上空を飛ぶことを目標にした。

このことは戦うフィールドを替えてしまうことになった。

■パラダイムシフト

前提条件あるいは要求される条件がガラリと変わることを指しています。

人生にパラダイムシフトは付き物です。

「新たな生活様式」と言っていますが 今回のコロナもそうなんですね。

人との接触の仕方が 従来と変わらないといけなくなりました。

でもよく考えれば、人は意識しないで見方を変えて自然に生きています。

例えば「雲」 ある山に登った時 気づいたのですが「下から見れば雲」「中から見れば霧」「上から見れば雲海」何気に使い分けています。

山と雲の位置は変わりません。あくまでも人の立つ位置による関係と分かります。

パラダイムシフト難しく考えると 潰されます。

■社会人

社会人となって働き出して 一生懸命にやるだけで評価される段階を経た後 「チームリーダー」のようなある程度の数の人を コントロールする立場となったりする。

会社の正社員となれば現場あるいは「係」「課」を統括,評価,指揮など・・それまではそれでよかったのだけど・・・立場が変わると要求される内容が変わっていく。

この辺りが社会人パラダイムシフトの初めてのケースとなるのでしょうか?

立場が変わると 要求されることが多くかつ変化する。

そう簡単に変われるものでなく、対応あるいは変化に敏感になり過ぎると「鬱」になったりする。

この辺りを上手く乗り切れば ステップアップへのルートが開けて来る。

という訳で 張り切り過ぎて・・・過敏・・・ダメになるのが多い。

おじさんは「サラリーマンは 文句言わずにそれなりにやってれば給料くれる」と思っています。

おじさんは自営なので 泣こうがどうしようが 会社にお金を入れていけないと倒産します。

サラリーマンなら 無理をせず、上司に相談しながらボチボチやれば良いかと思います。

法律もありますので 滅多なことで首は切られません。

こういうところを再確認して それなりに頑張れば良いかと思います。

■月光

パラダイムシフトしたB29と どう戦うか?日本軍が取った対策を書いておきます。

多分 パラダイムシフトに対する ヒントがあると思います。

ラバウルで ガダルカナル上空に飛来するB17を迎撃しようとして 偵察機から戦闘機に「月光」がリバイバル登場した。

月光 ゼロ戦と同時期開発していた双発の長距離戦闘機(直前 偵察機)の機体を改造し、斜め上に20mm機関砲を向け、B17を防御死角の斜め下から 攻撃撃墜できるようにした。

B29ほどの与圧などの設備を持たないが 爆撃機が通過する予定ルートに 事前に与圧のいらない限界高さ8000m近くに上昇して、探照灯に照らされた相手を 暗闇の死角から迎撃した。

ここで再考しないといけないのは 「上から急降下しながら打つ」あるいは「後方について打つ」のが 戦闘機の従来からの戦闘方法・・・・月光では 斜め下から 離れて戦うように変わっています。

月光も戦闘機としては パラダイムシフトして戦っているのです。

パラダイムシフトの対応策は相手の変化に こちらも変わることが 第一かも知れません。

戦果があったので 後年機体改造していった。大型であるのを生かして レーダーまで付けた。

ダメならダメで何とか・・・特性を生かし 戦うということでしょうか。

月光と言う戦闘機 最初競争試作で零戦に敗れ、偵察機そして再度戦闘機と変遷しました。

ダメと烙印を押されても、優れた点があれば復活出来たことの「証」と思います。

後にB29は昼間も爆撃に来たので 対応したようです。約400機以上作られ、終戦時残ったのは40機程度 頑張ったと思います。

サラリーマン 人事異動で場所が変わります。そのうち何とかなるだろう!と 異動を願い出て 配属された部署でまた頑張る。サラリーマンとしては最も良い対策の様に思います。

自営業だと倒産です・・・・それ故おじさん 独立起業はそれなりの先見を持たないとやめるべきかと思います。

しかし 年経ずして潰れても 再度立ち上がる腰の強さがあるなら別です。

投稿者

おじさん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です