百日紅と書いて「サルスベリ」という。7月から10月頃まで咲いている。
花の色はピンク 白 マゼンタとある。残念ながら 椿のような2色の縞あるいはマーブル模様はない。
小さな花が手のひら大の集団で咲く。サルスベリとの名前のように木の肌 樹皮は茶色とオフホワイトのツートンカラーでツルツルスベスベしていて樹名の「猿滑り」に納得がいく。
種はどこから
中国原産とは聞くが 家の近所あるいはおじさんの家の庭に何本も生えている。我が家のサルスベリは子供の頃1本だけであったが いつの間にか庭のそこかしこに 調べたら小さいものも含め合計4本ほどあった。鳥が種を持ち運んだか 風で飛んだかわからないが 塀の手前で植え替えも困難な位置に ひっそりと伸びている。種は11月頃に花の後に見るが 植えた犯人はわからない。11月下旬に庭師さんが来るので、年末までには枝のすべてを刈り取られる。
庭管理
おじさんが毎年する作業は農薬散布と洞(うろ)のメンテナンス。比較的丈夫な木であるが
カビ 「うどんこ病」という3~4月頃に糸状のカビが発生。殺菌剤で防除
カイガラムシ 樹液を吸い木を弱らせるので農薬で防除
古い木なので立ち上がり部に空洞が発生。中心部が枯れて抜けてる。そのため手入れを怠ると元気がなくなり、花が極端に少なくなる。春先に墨汁と殺菌剤を混合したものを筆塗する。庭の反対側に梅の木も同様に半分えぐれた様に欠けているので、ついでと梅にも筆塗する。庭師さんより聞き 樹木の健康を守れると聞き始めた。それなりの効果があるらしく 両古木枯れそうで枯れない。
手間を掛ける
父が言ってました 「万事 お金掛けんと手間掛ける」これが多くのことの極意のような気もします。おじさん 子供に「お金掛けんと手間掛ける」と言うたら「ちょっとは掛けて 出して」と言われました。「親の心 子知らず」まあそれが今の時代です。