散歩道 近日は日陰側の歩道を歩くのが常なのだが・・・向かいの畑に赤ジソがあるのを見つけて写真を撮った。他の植物同様 晴天続きの為か萎れている。
子供の頃は梅干しの漬けこみ時期に 婆さんが畑の隅で自生したような赤ジソを取って来て、葉を外し塩もみして梅干し用壺に入れていた。化学的には アントシアン系の赤橙色のシアニジンと言う色素成分を含み、梅の成分であるクエン酸によってシアニジンが強く赤く発色する。これが梅干しが赤い理由である。
あれこれ
シソ(紫蘇、学名:Perilla frutescens var. crispa)は、シソ科シソ属の植物で、芳香性の一年生草本。中国原産で各地で広く栽培されている。
シソには品種が多く、「紫蘇」または「シソ」とは、「広義のシソ」の意味である。食用にする葉の色により赤ジソと、その変種の青ジソがあり、大葉は青ジソの別名である。
シソはヒマラヤやミャンマー、中国南部などが原産で、広く栽培されている。日本には中国から伝わったとされ、縄文時代の遺跡からもシソの種実が出土しているものの、本格的な栽培が始められたのは平安時代とされている。
茎は四角形で直立し高さ1 m程になる。葉は対生に付き、長い柄があり、広卵形で先端は尖り、縁には鋸歯があって緑色または赤みを帯びる。シソは本来赤ジソのことで、青ジソはその変種である。