アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフをめぐる軍事衝突が昨年10月に起きた。その戦いでアルバイジャンはイスラエル製の攻撃型ドローンを用いて攻撃を行っていることが明らかにされた。AI技術による攻撃の自動化と言う時代であり、戦い方が無差別的に追いかけて攻撃にエスカレートする気配である。
科学技術の発展が戦い方に変化をもたらしていくことに、どうするべきかと疑問を持っていた。そんな中 今週の日曜日NHKにて将来の戦争について AIなどを使った戦争の分岐点であり、ルールの確立を求める内容の番組があった。やはりルールを確立することしか出来ないのが結論になるのか。消極的なところで決めることしか出来ないか?
グレーゾーン戦争 電子戦にて互いを攻撃するなど、実際の戦闘ではなく 互いのインフラシステムへの攻撃など、未来は非常に手の込んだ話となるらしい。人類の叡知が求められている。孫・子の時代も平穏であれ!と願う次第である。
経過
アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフをめぐる軍事衝突が発生した。両国で約200人が死亡し、1994年の停戦合意以降で最大規模の衝突となっている。トルコが支援するアゼルバイジャンとロシアと軍事同盟を結んでいるアルメニアとの間で緊張状態が続いている。
アルバイジャンはイスラエル製の攻撃型ドローンを用いて攻撃を行っていることが明らかになった。攻撃型ドローンは「kamikaze drone(神風ドローン)」、「Suicide drone(自爆型ドローン)」、「kamikaze strike(神風ストライク)」とも呼ばれている。遠隔からの操作で標的にドローンが突っ込んで攻撃したり、上空で待機しながら標的を爆破・殺傷する。
攻撃には遠隔地からの人間の目視による判断で攻撃が行われるので、ドローン自身にAIが搭載されていてドローンが自律的に判断して標的に突っ込んだり攻撃を行うことはないとされるが 時間の問題と思う。
死の商人
アゼルバイジャンはイスラエルにとっても重要な関係国で、ストックホルム国際平和研究所資料では2017年の1年間でアゼルバイジャンはイスラエルからの1億3700万ドルの兵器を購入した。イスラエルにとっては軍事輸出で3番目に多い。2016年にアゼルバイジャン西部のナゴルノカラバフで、分離独立を掲げるアルメニア系の武装組織が、アゼルバイジャン軍との戦闘を行った際にも、アゼルバイジャンの「神風ドローン」によってアルメニアを攻撃し、戦闘員を倒した。
アルメニア政府は同国のイスラエル大使に対してアゼルバイジャンに神風ドローンを販売しないようにと訴えている。アルメニア外務省の広報担当者は神風ドローンを「超近代的兵器(ultra-modern weapons)」と表現している。イスラエル政府もアルメニアからの抗議を受けて遺憾の意を表明したが、アゼルバイジャンに対して神風ドローンの販売を停止するとは述べていない。アゼルバイジャン軍の兵器の60パーセントはイスラエルから提供されたものであり、イスラエルがいなければ、アゼルバイジャンは戦えない。
戦い方の変化
第二次大戦で航空機・戦車が兵器の中核となり、戦う領域と範囲が大きく変わった。戦いのスピードが上がり、より遠くからより広い範囲で戦闘が行われた。そして 最後には原子爆弾が登場し、一般人の殺傷を禁止したハーグ陸戦協定は有名無実となった。帝国主義あるいは旧来の戦争のルールではどうにもならなくなった時代である。
従って東京裁判など戦争犯罪を追及するが「A級戦犯の平和に対する罪で訴追」「B級戦犯の通例の戦争犯罪で訴追」「C級戦犯の人道に対する罪で訴追」など戦勝国側のリンチに近い。素直に言えば帝国主義国家で平和に対する罪という罪を作ったことが「後付けルール」である。現在の米中、過去の米露にて 各大国が平和に対する罪を犯してないかと考えれば、即疑問だらけになる。
戦争の進化・変化は 相手に姿を見せることなく、武器を操作して戦う状況を作り出し、そして現在より広範化しようとしている。人間としての呵責を味わうこともなくボタン一つでモニター越しで、相手を倒すと思えば恐ろしくなる。兵器がロボット化あるいはドローン化しないことを願うが・・・ムリな話なのか?
相手が・・・あるのでお互いが増強する。自らは正義という国ほど自らの増強が相手の増強を招いたとは言わない。隣の国々を見ていると、どうしようもない国もあると思えてならない。
今回のコロナワクチンの発生元はバイオ兵器などを基本に行われて来た軍事研究の延長にある。相手の出方を探る為 大国間では双方が不法に近い研究も実施される。それが現実であり、目を背ければ我が身の維持さえ難しい。
建前だけで生きて行けるほど甘くないことは 大人であれば皆わかることである。でも・・・といくらか思ってしまうおじさんである。
「やられたらやり返す」と言う執念 そして策に溺れてモラルを失くす。人間の愚かさを拡大する兵器の出現を見ると 悲しい結末が見え、連鎖をどこかで切りたいと思う。
言い過ぎかとも思いながら、現在 韓国がオリンピックなどで福島の食品に対する フリー放射能と題した弁当とその食材の放射線測定(誤った空中線量計測をしているのだが?)風景など一国を代表する体育協会が行なっている。通常の考えで言えば、やるべき行為ではない。韓国人の中に潜むものを感じると同時に モラルを失っていることに気付かない韓国を見ると・・・正直付き合いたくない。相互にリスペクトする感情が無ければ良いものは生まれない。