散歩の途中ナスの花が咲き、実をつけ大きるなるのを横目で見ながら通り過ぎる。丸い丸ナス、長い長ナスそして標準的なナスと多種多彩である。たまに惚れ惚れとするような黒光りし、食べたらうまそうなものもある。

子供の頃 婆さんから「親の意見となすびの花は 千に一つのあだもない」と聞かされたことを思い出す。これからもそうなのかと思いつつ生きているので、このことを微妙にも思う。

ナスのヘタにはトゲがあり、はさみで切ろうとする際には 手にチクリとすることもあった。最近はこれと同じで自分で手を突っ込んで初めて判ることが大事と思い出した。遣ってみて吟味して次に進めばよい。

余談となるが ヘタの部分のトゲは鮮度を見分ける方法の目安となるが、収穫の作業性向上や実に傷がつくという理由から棘の無い品種も開発されている昨今である。例えることも時代の変化について行けないようでもどかしい。

ナス料理

最近 奥さんが決して食べさせてくれないのが、揚げたナスなどの油バージョンである。スグ素焼きで 大根おろしに醤油のパターンとなる。まあ家族の健康と手間を考えれば理解出来るが、三度に一度くらいは食べたいものである。ナスと油そして加熱が絶妙なバランスをナスに生む。

いま一つはナスの漬物。塩だけの単純なものが良い。昔はこれに「からし」などが加わったものが良いと思った時期もあるが、今は塩だけの単純なものが良いと思う。

インド原産で、淡色野菜として世界中で栽培されている。果実は黒紫色が多いが、色や形は様々で多数の品種がある。クセのない味わいと、火を通したときのなめらかな食感が特徴で、品種によって様々な調理法があり、料理のジャンルを問わず使えるため、定番の夏野菜として欠かさないものである。

あれこれ

ナス(茄子、茄、ナスビ、学名:Solanum melongena)はナス科ナス属の植物。インド原産で、淡色野菜として世界中で栽培されている。果実は黒紫色が多いが、色や形は様々で多数の品種がある。色はふつう紫色であるが、中には緑色、白色のものがある。

栄養的にはさほど見るべきものはないが、東洋医学では体温を下げる効果があるとされている。皮の色素ナスニンは抗酸化作用があるアントシアニンの一種である。

和名ナスの語源については諸説あるが、名前の定着は 室町時代頃に宮廷の女官が女房言葉として「おなす」と呼び定着した。

英名はオーバァジーン(Aubergine)、またはエッグ・プラント(Egg plant)で、仏名はオーベルジーヌ(aubergine)、伊名はメランザーナ(melanzana)、中国植物名では茄(か)もしくは茄子(かし)の名で栽培される。

秋ナスは嫁に食わすな

秋茄子(あきなす)は嫁(よめ)に食(く)わすな 秋なすは特に味がよいので、憎い嫁に食わすなの意で、しゅうとめの嫁いびりをいったものとの見方から、逆の からだが冷えるので大切な嫁に食わすなの意とも言われる。

真夏になると、枝が混み合い生長が鈍り、さらに枝の老化によって実付きが悪くなってくる。そこで、地面から高さの半分くらいのところで枝を切り詰める。さらに肥料と水を十分与えておくと、新しい枝や葉が伸びて、約1か月後に再び実がつき10月ごろまで「秋なす」を収穫できるようになる。

秋 夏の残り物のそうめんとナスのあわせ技「ナスそうめん」。ご飯がいくらでも・・・思わず食いしん坊 万歳となる。

焼きナスも良し!マーボナスも良し!・・・季節はこれからです。

投稿者

おじさん

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