夫婦別姓についておじさんが思うことを書いておこうと思う。最近は浅はかで 面倒な奴が多いと言うのがおじさんの考えである。

原則的に ほとんどの国で日本人は居住する国での 国籍選択は可能である。一定の滞在期間と仕事があれば、過去に犯罪歴などが無く、帰化要件を満たせば 国籍を変えることが出来る。国籍を変えれば夫婦別姓にて結婚できる。日本に居住したままの状態で望むから、制約を外せと言っているにすぎないと思っている。

さらに夫婦で話し合い、結婚後名乗る姓を決めればよい。同居して別姓で内縁の関係であっても許されることは多い。内縁であっても 相続などでは夫婦として相互の立場は考慮される。社会保険など社会制度でも一応の対策は取られている。

内縁でいいじゃないかと半ば思う。次には子供の姓などの問題になると思うが・・・キャリアの断続が嫌であれば、夫婦で内縁と決めればよい。おじさんのような年金生活者となれば キャリアとて期間で言えば 人生の三分の一程度 多くて二分の一程度のものであると思う。

お互いが 相手の姓になりたくないなら夫婦2人で裁判所の許可を取り、新たな姓を作り名乗ればよい。正直 方法はいくらものあるのに、制度を変えろとまで言うことには 何を言いたいのか判らない。局所・細部にこだわり過ぎる方と付き合うのも馬鹿らしいと思う。

別姓は近代的?

別姓が不都合であれば、外国に出れば良い。そちらで別姓を許可されていれば 婚姻すれば別姓となれる。例えば韓国に帰化してしまえば別姓が認められる。本貫(ほんがん、ほんかん)は古代東アジアにおいて戸籍の編成(貫籍)が行われた土地をいう。転じて、氏族集団の発祥の地を指すようになった。

日本には律令制下の戸籍制度とともに概念が導入された。中世以降、武家の名字(苗字)の由来となった土地(名字の地, 一所懸命の土地)を「本貫」、「本貫地」(ほんがんち)と呼ぶようになった。この辺り名字の多さを 日本と中韓と比較すれば分かる。

中国(簡体字:籍贯、繁体字:籍貫(読み方はどちらも『ジーグアン』))・朝鮮半島(朝鮮語: 본관(ポングワン))では、本貫は、個人の戸籍の所在地の意味を離れ、氏族集団(宗族)の始祖の発祥地として使用された。とくに大韓民国では現在も家族制度上大きな意味を持つ。

したがって現在でも韓国では同一本貫であれば結婚できないとされたりすると聞く。日本では遺伝的に問題が発生すると見込める親等により、4親等以上(いとこ以上)でなければ結婚できない。

東アジアでの別姓などで考えると、別姓の美味しく見えるところだけを選択するなと思う。

名字の変更

現在では名字の変更も許可を得れば可能である。裁判官を納得させることの出来る理由があれば、夫婦2人から新しい名字を名乗れば良い。

申立書と必要書類一式を住所地の家庭裁判所に提出する。替えるに相当の理由である「やむを得ない理由」を裁判官に説明し、家庭裁判所から変更許可をもらう。

裁判所から発行される、審判書謄本と確定証明書を持って、市区町村役場に変更の届出をすれば 名字の変更が完了する。申し立てる内容が 裁判官に説明できるだけの理由があるか否かだけである。

でも今一度お考えいただきたい。結婚時別姓を許可すれば、相続調査など2重3重に複雑化して大変になるだろうと思う。制度を変えるには既存の本人確認などの社会システムの見直し、戸籍付票の変更など膨大な費用と時間がかかると見込まれる。それ故 裁判所で「やむを得ない理由」を問われる。

なお 市区町村役場に変更の届出をすれば 名字の変更が完了するのは本人たちだけであり、職員は整合性を保つため 起票しないといけないことは山とある。

相続状況の確認のため調査をしたことのある者なら、5代も続けば調査の困難さに音を上げる。更に別姓で複雑化すれば 下手に親族だけでは調査出来ず、姻戚関係を証明できなくても戸籍を要求できる弁護士などに依頼しないといけなくなる。言葉を変えれば 別姓に出来た方は良いが子孫が迷惑を受ける。

また よく別姓を主張する方が「○○家の嫁」などと出張されたりすることを散見する。おじさん世代は 奥さんを「家の嫁」と思うことは無い。家の嫁と思っているなら、おじさんが ばあ様と昼間一緒にるようなことをせず、外に仕事に行く。経済効率を考えてもそう決断するのが益しである。こんなことは時代的には「取ってつけた理由」と思っている。

個人が名前の変更で銀行、カード会社その他で切り替える手間と費用が 社会的な手間と費用以上と思えない。おじさんは 個人的個別事情による氏名変更が軽いと思える。

別姓を主張する方と賛同される方を見ていると、今しか見てないというような浅はかさが透けて見える。おじさんから見れば 彼らの挙げてることなど理由などにならない。

逆に おじさんは結婚によって借金その他から逃れた人間も2人ほど知っているので、別姓が許可された場合の不都合な点も想像できる。「表もあれば 裏もある」そんな世界はどこにでも存在する。人は美味しいところだけ見て 食べたいと思う方が多いと思う。

投稿者

おじさん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です