昨日 屋内電話回線の復旧工事をした。知人の電気屋さんにご協力どころか頼り切って、無事復旧となった。
この直前 奥さんから食器棚の中の電話配線どけてと!何度も聞いたが食器戸棚の内壁際に在るので邪魔じゃないだろうといって無視していた。実は20年来 電話機の更新を繰り返し、電話回線のどれかが「渡り配線」になっていると想像していたからである。下手に切れば引き込み側を切ることになるからである。
余りにくどいので 切るなら引き込み位置からしてこちら側だろうと 想像して切り繫いだが、違った!
アチャー!!!!!である。
現在は無事復旧し通話などの問題はない。テスターはやっぱり買っておかないと、こんな時はお手上げである。でも お金を掛けてやる以上は 単純に済ませないのが昭和世代である。
確認作業
電話配線がどうなっているか?奥さんが何本もの醤油、酢などを詰め込んだ床下収納を空にして持ち上げた。床下に配線があると思っていたが、配線がない。どうも導設管を壁に埋め、建付けの食器戸棚と床との間に入れていることが分かった。配線の抜き替えにも対応した形であり、30年以上前では先進的工事がされていた。
幸いにも 食器戸棚の引き出し部の下が 引き出しを抜ききらないとと 穴が見えないことから、そこに穴を明けた。配線を通すルートと出来ることも分かり、同時に最も離れた線が引き込みであると分かった。見えないので必要ないかとも思うが、害虫対策と思い、後日暇なときに薄い板を貼り付けようとは思う。
引き込み側が分かったので、テスターにて各線の被覆を剥がしたもの同士を片っ端から当たって貰い、どちらか極性は判らないが電圧の掛かる2本を特定した。
後は電話機を繋いでテストするだけである。極性が違えば線を入れ替えるだけの簡単作業となる。
昭和世代
復旧に目途が立つと人間欲を出す。昭和世代は 「1粒で2度おいしい」を目指す。
覗き込んだ食器戸棚の引き出しの下の穴に電線を発見したので・・・分岐してコンセントを増設してしまえば、TVなどを食器棚の一角に設置できる。・・・「締めこのウサギ」である。一挙両得 早速電気屋さんに、提案・増設としてしまう。
そこからは電気屋さん 100Vの掛かる線もホイチョイで分岐していく。おじさんなら電源元を落とさないと怖いが手慣れたものである。
以前より使い勝手良く 見た目も良く仕上がったと、電気屋さんと頷き合う。でも時間から言えば、請求書はそれなりになると想定出来るのが痛いところである。
1粒で2度おいしい
江崎グリコが販売するキャラメル「アーモンドグリコ」の有名なキャッチコピー。 本来は「アーモンドの歯ごたえとキャラメルの旨さが同時に味わえる」という意味。現在では言葉が独り歩きし、「とある一つの物事から、二つまたはそれ以上の利益を同時に享受する様子」を意味する慣用句としても使ったりする。
念のため ご参考までにと思うが、おじさん達の世代では
往復びんた:行きと帰りで利益を得る
一石二鳥:四文字熟語で読んだ通り」起源が英熟語なんですよ?知ってた?
kill two birds with one stone
一挙両得:一つのことをすることによって二つの利益を得ること
基本的には「二兎を追う者は一兎をも得ず」の通り、欲を出して同時に二つのことをうまくやろうとすると、結局はどちらも失敗する。余裕のある時にはチャレンジするのは良いと思う。