梛(ナギ)はマキ科マキ属に含まれる常緑高木。雌雄で株が異なる(異株)。

中国の海南島,台湾、日本の本州南岸、四国九州、沖縄などの温暖な地方に分布する。

針葉樹でありながら広葉樹のような幅の広い葉を持つユニークな木である。そのためマキ科ナギ属と独立して分類されることがある。

梛木(なぎのき)

熊野信仰

熊野詣が盛んであった中世、参詣者は、熊野三山それぞれにて先達(せんだつ。熊野詣の案内人。山伏が務めました)から梛の葉を手渡されたという。

梛の葉はこのうちの金剛童子が変化した姿だとされ、参詣者は帰途の安全を願い、梛の葉を護符として袖や笠などに付けました。今も境内にて梛の葉を護符としていただき帰る方もいるようです。

また戦国時代に熊野信仰を全国に広めた女性宗教者 熊野比丘尼は、梛の葉を配って人々に喜捨を求めました。1枚の木の葉にも熊野の神さまは宿る。

地元の神社

おじさんの地元の神社何度か戦乱で2度焼失し、その時 社殿脇にある梛の木に遷座したとのことで再建してきました。遷座とは神霊が移ったとのことです。神様も家が火災になったので、一時避難したとのことで・・・・なかなか面白い伝承と思います。

梛の木 子供の頃から神社の木を見て来ました。どこにでもあるような広葉樹と思っていましたら、針葉樹とは知りませんでした。

ナギ どう見ても広葉?

いくつが来ても知らぬことが減らず増えていくようです。知識の大海の岸辺で貝拾いをしている少年のようで・・

投稿者

おじさん

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