先日チェーンソーの刃を研いだ目的であった山茶花の木を切り倒した。庭の常識である鬼門方向に照葉常緑樹を植えていたのだが、大きくなり過ぎてしまったので更新することにした。樹齢はおじさんが小学生の頃に 幼木として植えられたので 樹齢60年以上は経っている。狭い場所に植えられたにもかかわらず・・高さは 庭師が切り込んできたが・・太さは20cmを軽く超えていた。鬼門方向を守って来てくれた木なので、井戸同様 家主が責任と感謝をもって終わらせるのが基本と思っていた。以前 塀の鬼門の隅は落として「かたたがえ」は完了はしているのだが・・平安の時代から行われて来たことなので・・一応 おじさんも 基本的慣習は守る。実際 自分が道路を通行利用しても 角が無ければ使い易い。


書いたついでに・・鬼門について・・京都御所の築地塀は 北東の角部分(猿の辻)だけ凹んでいる。昔から家の北東は「鬼門」といい、鬼が出入りする方角とされ、縁起が悪い、不吉だと忌まれてきた。そういう中国から伝わった風水による考え方と慣習が根底にある。この塀の形は北東は最初から閉じてしまうとの考えである。同じように南西にも裏鬼門と呼ばれるが・・多くの場合 こちらの取り扱いは いい加減である。また忌み除けには「猿の置物」を屋根に置くなど色々ある。サルは日吉神社の神獣であり・・そんな辻褄合わせをして来たのである。岐阜地方などの「さるぼぼ」を吊るすのにも似た習慣である。しかし今となっては 都会で野猿に襲われ 町中がパニックになる時代なので・・正直 子供だましのまじないと誰でも理解する。それでも昔から言われていることなので・・無理に変えることなく・・おじさんも 変化球は投げないようには努めている。

源氏物語などには 自分の行こうとする所が陰陽道(おんみょうどう)での避けるべき方角に当たるとき、いったん別の方向の(知人・縁者などの)家へ行って泊まり、翌日 そこから目的地に向かうという「災い」を受ける方向へは直接行かないようにした。現在こんなことを言い出せば 動くことも適わなくなる。しかし当時でも余裕のない庶民はそんなことをやっていてはご飯が食べられないので・・守っていたと言う話は読んだことはない。
何事も言い出せば?あるいはやり出せば? チャチャのような意見は出て来る。出てきたものを抑えるには やはり先頭に立つものが決めることが大事である。何か事があって 後出しじゃいけん的意見の如き発言を言い出す者は 取るに足らない。無責任に喧伝するものに信頼は置けない。
まあ ボチボチ庭の樹木の整理と全体の統合である。おじさん 庭の手入れが電動バリカン一つで安全に出来るようにしていきたい。そうすれば庭師に頼らず・・歳を取っても ゆったり庭を眺めることが出来る。先を考え 初めの一歩を進みだしている。