昨日は 奥さんが家庭菜園の一角で実ったダイダイと醤油で、自家製ポン酢を奥さんが作っていた。豚と白菜を交互に入れたミルフィーユ鍋を作り、自家製ポン酢で頂いたのだが、やはりミツカンのポン酢とは味・風味などが違う。ミツカンのポン酢は毎日のように 無水野菜鍋で使っているので・・矢張り 生のダイダイ酢(果汁)が、全ての点で優っていることに気付く。

 ダイダイは 近所の家にはどこでも植えていたと 昔の記憶にある。やはりしめ縄に付けて 家が代々続くと縁起担ぎするのにふさわしい柑橘類である。植物としては インド、ヒマラヤが原産である。日本へは中国から渡来したと言われ、ミカン科ミカン属の常緑樹あるいはその果実。柑橘類に属する。名前が「代々」に通じることから縁起の良い果物とされ、正月の注連飾りや鏡餅に乗せるのでよく知られる。酸味のある未熟果の果汁はポン酢などの調味料に、熟した果皮は漢方薬にも使われる。

 しめ縄に付けたシンプルなものもあるが、玄関に付けた途端にダイダイが転がり、銅線で本体を貫通し縛って誤魔化したこともある。それ以来 ダイダイの付いたしめ縄は買わない様になった。なお どんと焼き前には取り外して持ち帰って頂きたい。どんと焼きの前にチェックしながら外すのだが、処分する先に困ることが多い。

ダイダイ

 最近は食卓に上がらないが・・ナマコを頂く際には 大根おろしにポン酢となるが、この際もダイダイの果汁でないといけない。子供の頃は 冬の大潮の日は 遠くまで浅瀬になるので、ひざ下まで浸かりながら、ナマコ拾いを付き合ったのを覚えている。婆さんからは 色が赤か青を採って来いと言われ 選んで採っていたことも思い出す。

 そういえば その際 足に触れて飛び上がったワタリガニを見つけて、駄菓子屋で買った小さな魚取り網ですくって帰り、婆さんから喜ばれたことも思い出す。おじさんの子供の頃は 結構危険な場所で子供が遊んでいた。今となっては 皆 昔のこととして子供に接するし、子供の数が少ないので大事に育てているだけである。 また子供の頃は ポケットに肥後守と言う小刀を持ち歩いて、学校の帰り路 笹などを見つけると切り、紙鉄砲(杢鉄砲:紙は無駄遣いすると怒られるので、杢(もく)の木の実を込めて飛ばしていた)など色々作りながら帰った。また 和三盆を作るサトウキビ畑のおじさんから サトウキビを貰らったりすると、その皮むきに利用するなど・・危険と隣り合わせに使っていた。それでも同級生などで事故があった話は聞いたことがない。

投稿者

おじさん

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