伯母が介護施設を脱走して、自宅に帰っていたようである。1月ほど前に 近所に住む方から連絡を頂くものの、どうしようもない。数年前 従姉が亡くなり、その子供つまり孫が 面倒を看て来た。代も変わっているので、ばあ様も何とも言えないと言うことで経過を見ていた。

本日 先の知人から 伯母が介護施設に帰ったとの連絡を頂いて・・・一安心。町内の民生委員の方あるいは自治会長が 交互に見回り・見守り、孫が毎日覗いていたらしいが・・・伯母とはいえ 困ったばあさんである。

原因は 同じ施設に入居していた方との折り合いが、悪かったことが原因のようで・・・人間一生 人間関係問題は 付きまとうものだと分かった。

おじさん コロナで急に引退を決めたので、老後の資金計画をさらに考える必要がある。普通は生活費やローンなどに意識が行きやすい。だが介護費用についても 考えて置かないと検討した。結果 経済的には何とかなると思うが、理想の生き方は「ピンピン コロリ」と改めて思った。

今は元気な ばあ様 これより如何なるか判らないが、多分大丈夫と思っている。ケアホーム入居となり予算オーバーしたら 最悪 おじさんの短時間パートで・・・済みそうである。

介護時期

厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査の概況」では、介護が必要になった主な原因の

1位は認知症

2位は脳血管疾患(脳卒中)

3位は高齢による衰弱

厚生労働省の「令和元年簡易生命表」によれば、日本人の平均寿命は男性が81.41歳、女性が87.45歳。

男女共同参画白書(内閣府)の「要介護認定者数と認定率(年齢階級別)」から、男女・年齢別の要介護認定率を見てみると、男女ともに年齢と比例して要介護認定率が上がっていき、80歳を過ぎると全体の2~3割、85歳を過ぎると全体の4~5割の方が介護を必要とする状態になるようです。

介護費用

おじさんにとって 将来介護が必要になるのか?どれくらい費用がかかるのか?その時にならないと具体的にはわかりません。また明日にも心臓が止まるかも知れず 完全未知数です。従って以下は想定としています。

生命保険文化センター「平成30年度生命保険に関する全国実態調査」をもとに、介護にかかった費用の平均額を見ると

 一時的な費用の平均は69万円

調査によると、介護費用(公的介護保険サービスの自己負担費用を含む)のうち、介護ベッドを購入したり、家を介護向けに改造したりするなどして、一時的にかかった費用の合計金額は平均「69万円」となっています。

掛かった費用はない(15.8%)15万円未満(19.0%)と、比較的費用がかかっていない割合が高いものの、なかには100万円以上かかっているケースもある。

ベッドメーカーのCMではないが、ある程度の事前に備えたほうが安心かも知れない。

 毎月かかる費用は平均7.8万円

介護が始まると、デイケアの利用やおむつ代などの費用が継続的に必要になり、費用の1カ月の平均は「7.8万円」となっている。

この金額はあくまでも平均額なので、要介護度(要支援1~2、要介護1~5)によっても大きな差がある。重度の介護が必要となる要介護4では月平均9.9万円、要介護5では10.4万円となっており、毎月高額な費用がかかっているケースも多い。

おじさんの知るケースでも 田舎のためか 要介護5 病院付属ケアホームで8万円程だったと聞いている。ご主人の恩給と自身の年金で始末が付いたとのことでした。

またこの調査では過去3年間に介護経験がある方に対して、介護を始めてからの期間(介護中の場合は経過期間)についても調査しており、介護期間の平均は54.5カ月(約4年7カ月)である。介護終了=天国 と逆算すれば76歳以降に介護が必要な状態になる方が増加することが分かる。

これらの平均値をもとに計算してみると、介護の一時的な費用(69万円)+月額費用(7.8万円×54.5カ月)で、介護費用は合計494万円ほどかかる計算になります。

将来介護が必要になるのか、正確なことはそのときになってみないとわからない。しかし、わからないからといって何の準備もしていないと、もしものときに困ったことになってしまう。

また年金受給金額で考えれば、一時費用70万円 年額100万円から125万円 厚生年金受給者であれば受給する年金で何とかなる金額と思う。しかし ケアホーム入居と奥さんとの別居などを考えると、生活費はぎりぎりとなる。生活実態実績に合わせ、貯えないといけないと分かる。

国民年金のみの方は差額を用意するとすれば

一時費用70万円 年金受給金額との差額は年額50万円×4.5年となり 合計 約300万円となる。

数字的に 日々節約し、周到に準備して置かないと 数字的には厳しいとは思う。また厚生年金受給者同様 生活実態実績に合わせ、生活費を貯えないといけない。勿論 ご用意があれば問題なし。

誤解を招かないために書くが、「生活実態実績」には 持ち家か借家か? 持ち家でも戸建てか管理費のかかるマンションか? そして独身か夫婦か? 夫婦でも籍の状態?などで 前提条件が変わる。加えて個別の生活レベルと費用の落差があり、一様には言えない。

調べている中で ケアホームなど介護関係名称・サービスがバラバラなのが気に掛かる。お調べの際はご注意ください。

それでは ボチボチ計画的に貯めて・・・「迷惑かけず、死んだ後には余計なものは残さない」が理想でしょうか?

奥さんによく似てるイラスト

投稿者

おじさん

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