円安が進行して 円売りドル買いしている方たちは 日本政府が介入してくると思っているのか?なかなか161円前後から動きそうにない。おじさんは 日本政府がこれはいけないとばかりに介入を行うことこそ相手の思うままになると思っている。原因を作っているアメリカの高金利からと・・パウエルが天下に宣言してドルが下がる風景も見たい。
前回の介入に8兆円程度を突っ込んだのなら、10兆円を日本国民にバラまくとすれば 一人当たり10万円はバラまける。介入資金は特会と呼ばれる会計からであり、ドルの安い時に仕込んだものと聞くので、日本政府にも利益が増えることになり、実質介入資金は少なくて済むとは分かっているが・・注文相撲のように 相手の言いなりにされるのは・・日本政府も好まないと思っている。
介入するのなら 為替対策として輸入代金上昇分を 国民に補助を出して円相場下落の影響の物価に対処したり、あるは響かないようにすることも可能と思っている。
為替市場で 円売りドル買いの資金を自己資金のみでやっている者など 多くはないと思っている。持っているものは少数であり、オマケにレバレッジで強化した金と思っている。総額・決済期限はあるので 力比べをして 相手が痺れ潰れるのを待つのも戦い方である。日本の介入が遅れるほど 差益を狙った相手方は 調達した金の金利・期間の問題から逃げれないと思う。多くは提灯買いと言われる同調的な方が多いと思うので ゆっくり介入すれば、彼らに渡る利益は小さくなるか?上手くいけば負債を背負わすことが出来る。
どの道 日本人のオールカントリー・SP500などの投資で一月に1兆円がドルに変わる。国内で生産して輸出するなど 生産工場として実質的にドルが流入してくる環境も崩れてきているので国内工業の振興は不可欠である。資金があるが人不足の状況を早く打破しないといけない。
それでも先週末から日本株4万円超えと為替の円高気味となったことを歓迎している。通貨供給量から言えば 円相場は1ドル120円台であるとされているが、実態がどうしても円安気味である。ここは海外に流れる投資資金を国内に振り向けるなどの兆候が出てくれば変化するかもしれない。皆さんのSP500などへの投資は 貿易収支から見ればマイナスとなる円安要因である。
中国に投資した30年の間に日本が惰眠をむさぼっても、貿易収支拡大で怠けることが出来たしわ寄せでもある。中国から引き揚げた資金もそのままベトナムなど東南アジアなど他国での生産に変えていくだろうから、日本国内の生産力がスグに復活することはない。
そんな日本に投資が再度され出した気配がここ数日の日経4万円超えの波である。アメリカのインフレも収まり株高となっているリスクヘッジか?日本の株式市場に持ってくる。もしかして 投資家のリスクヘッジ祭り?と思っている。
暫くは 為替相場では金融屋さんを放置して置ければ、彼らは勝手に自滅というか場所を立ち去ると思っている。高利の金を借りながら、あるいは客に高利を約束しながら金を預かり運用しているので、彼らも日本が介入して相手してくれて稼げないのでは 困ることになる。さすれば 円安になっても 国民全体で少し我慢してれば、日本の工業生産競争力も復活して局面も変わる可能性もある。まさか株と為替でリスクヘッジを考えているとすれば・・いろいろ天才な方が溢れる世界であるので、否定も出来ない。矢張り投資資金を集めるアメリカの国力は凄いと思う。
少し話を変えるが、世界史に登場したスペイン・南米銀山・石見銀山・アジアの香辛料・お茶・白磁 などの貿易などで中国・インド・イギリス間で行われた三角貿易を想像すればよい。銀と言う決済手段がなくても、持っているものを交換・生産しながらループを廻すのも考え方である。他国に配慮せず 覇権的生産を行った中国が少しは引っ込むので・・中国が無理をすれば 無理が祟って さらに潰れるのが加速する。何事にも引っ返せるところを過ぎれば 行くしかない。今は 中国はどこで収めるか検討すべき状況である。
宋の時代 南宋に巨大銅鉱山が発見され、それを室町時代の日本は海産物などの輸出入で銅銭として国内に輸入して日本で使うようになり、戦国時代には石見の銀がヨーロッパとの決済手段となった。現在はそれが「金」になって久しい。同時に IMF体制でドルが金の役割を代行しているが、中国などの一部がアメリカ支配を嫌って、金を貯めてドルでの決済を辞めたがっている。直接取引だけが貿易・交易ではない。結果はすぐに手に入るとは思わず、今の状態は巡り巡ってと言うことを忘れてはいけない。
最後に逆に近いことを 付け足してしまうのだが・・・朝起きたら 円が高くなっていた。介入があったのか?それにしても次の下げと上げが中途半端である。お陰様で米国株ダウ推移は変わらないが、日本円での評価は下がっている。従って寝る前の差益は無くなっていた。悪銭身に付かずと言うが、おじさんの手元に「大金」が巡って来たことがない。老後貧乏は順調にやってくると思われる。
浮浪雲の如く 流れるままに過ぎている。