昨日も「すき屋」にて いつものメニューの昼食を頂いた。
ワンパターンの注文とスタッフとも顔なじみのため、メニューボードに入力注文直後 調理場を見ると、すでにトレーに豚汁と卵が乗っていることさえあった。
「見抜かれている」との感もあるが、今更「危険な男」になれるキャラでもないので、いつもの通り生きている。
老夫婦
おじさんが老夫婦と言うのも変ではあるが、おじさんより10歳ほど年上の方がテーブル席にて豪勢に「すき焼き御前セット」をお互い前に置いて召し上がっていた。
ああいうのも良いなと思いつつ注文し、いつもの通り届いた牛丼セットを食べていた。
突然 「ダメ! ダメ!」と大声が響いた。
見ると 奥さんがドレッシングを飲もうとしていた。ご主人が急いでドレッシングを奪い、事なきを得た。
左右にいた方も凝視 直後 急いで目線を外しているのに気が付いた。
おじさんの席 カウター越しの正面のため、その後もチラ見した。
するとご主人が鍋から奥さんのご飯茶碗に鍋から取って入れていた。
奥さんはご飯茶碗と箸を動かすのみであった。
駐車場
清算を済ませ駐車場に戻ると、後から来た車が枠に入れるのを待たない状況だったのでしばらく考えた。
誰も一緒だろうけれど、痴呆と正常の間での中途半端な状態が長いと困るのかも知れない。
そうかといって 人は 明かりのON-OFFスイッチのごときには変化しない。
ばあ様 現在は元気で歳のわりにボケもせず 正常のようであるが、近い将来のこともあるので知っておかなければいけないか。
そう考えながら おじさんのばあさんの口癖を思い出した 「習って捨てるは いと易い」。
知っていて損なことは余りない。頭の片隅に置いておくなら場所にも困らない。
免許取っても使わなくても問題ない・・・人生には無駄なことが多いが、「もの」がなければ無駄にはならない。
知ってても知らないふりして生きてれば、それに越したことはない。
認知症にならないと良いが、この先は誰もわからない。