現在のEV自動車の成果が発揮されるのは 最低気温5℃までの南北温帯付近までに限られると見込んでいる。かといって国土が広すぎては航続区間が大きくなり、積載バッテリーの大型化が進み 更なる重量増大となり良くない。バッテリーの特性での気温要素(気象)での性能劣化は小さく、タイの3輪車トゥクトゥクなどに ソーラーパネルと合わせたシステムが組み込まれればと良いと思っている。

 それでも将来は 搭載バッテリーを少なくして重量減 そして走行充電を可能とする交通体系が良いと思う。しかし熱帯・亜熱帯ではスコールなどの集中豪雨などを考えると インフラの維持管理は難しいだろうと想像している。またアメリカ合衆国などの大国は国が大きすぎインフラ整備の時間が何時まで掛かるかと危惧している。

 バッテリーによる走行と走行充電による走行の組み合わせバランスを、どう組み合わせるかは将来のテーマと思う。

 今朝 インドネシアに中国がEVを持ち込んで、シェア拡大を目指しているとのことが伝えられていた。自国で使えないなら・売れないなら それが妥当な解決策である。転んでもただは起きぬ中国らしくて良い。しかし確かインドネシアは電力不足でトラブっていたはずなので、どうだろうとは思っている。

テスラ

 テスラが工数を減らし画期的に低コストとなる様に車体の大型一括プレスを始めて、これをコストダウンと喝采する評論家がいた。正直 作る側から金でも貰っているのかと思った。車が事故を起こすことは当たり前であり、事故を起こせば健全な部分を含めて修理するので 一気に修繕費がかさむことになる。プレスなどで部品を大型化し、部品点数を減らすのは製作側だけの論理である。何のため 車体にスポット溶接が多用されているのを忘れてる。

 従って部品数を見直す場合などには 後々何が起きるかを考えながらしないといけない。ユーザーは余計な部品交換が増え 維持管理に泣く。そんなことも見えない馬鹿が テスラのコストダウンを誉めたてた。その後のデメリットが話題にも昇らない・・批判精神のないマスコミであるのか?技術的見解を持たないコマーシャルイズムの なせる罪深さである。

 ついでに付記しておくと、道路橋梁など車重が一定以上になれば通行できなくなる。従ってEVトラックを作れば、積載量は減る。日本では11トン車の積載時総重量は25トン 車両空重量は14トンである。バッテリーを積めば・・・その重量分だけ積載量は減る。車両総重量が25トン以下でなければ多くの場合 走行できない道路などが増える。

 最近 タイヤの寿命が短いと話題になりだしたが、EVはバッテリーを含むので車重自体が最初から重たい。従って道路とタイヤの傷みは早くなる。これを防ぐためにも走行中充電可能となり、車両へのバッテリー搭載量を減らすのが大事になることなのだが・・相も変わず走行距離・充電ポイント増設などの話に終始して キッチリ方向性が分かっていない。

 EVありきで話を進め実行していると・・ドンドントラブルが出て来る。おじさん前日「ピンボール」で前例を作る話をしたが・・是も前例を作って走り出したから、止まれなくなっている見本のような話であると思える。

 次の一手をどう導き出してくるか? 固定観念・成功体験 これをいかにリセットするか?出来るかが大事なことのように思える。

投稿者

おじさん

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