中国東北でEVの立ち往生との記事は読んだが、今度はアメリカ イリノイ州シカゴでもテスラが累々・・との記事を読んだ。北欧でも同じらしいが・・こんなの判っていただろうにとしか思えない。蛸がエサの無い場合 自分の足を食べるのと同様な事になるのが 現在のEVである。
おじさん若い頃 シカゴとその郊外のトウモロコシ農家を訪ねたことがある。内陸性の為 日本で言えば旭川の夏を暑くしたような気候であった。従って充電設備がー25℃でダウンしたと聞けば・・アメリカ合衆国標準に近いシカゴで何をやってたのとしか思えない。テスラお前もか!としか言えない。
寒くなるとバッテリー性能が落ちるのでバッテリーをヒーターで温める。バッテリーの出力は確保できるが・・温めるのに使った電気は走ることには使えない。これが坂道を転がる雪だるまの様に大きくなって、最後は車自体が走ることが困難になってしまう。充電機器側も直流での急速充電に対応するため、2次電池つまりバッテリーを持っていないと 商用送電線から受電する容量が一時的に大きくなり過ぎ不都合である。屋外設置設備であれば・・多くは簡易的な設備で管理するだろうから・・こちらのバッテリー設備もおかしくなり、充電設備自体が使えなくなったのであろう。
本質がどうなのか考えないと間違う時代である。人は好きに動くので管理は難しいなど、ドライバーの行動にも責任があると持って行く人もいる。しかし製品である以上はそれなりに使えるように設計されなければならない。人の行動を的確につかむことは難しいとしてでもである。余裕あるいは冗長(じょうちょう)性を持たすことが対処法であるが・・まだ乏しい。
人手不足
おじさん 世の中「人手不足」と言うけれど、「人材不足」なんじゃないと思う事がある。最近の求人を見ていても企業の欲しい人材の能力と応募する方々の能力 そして賃金でのミスマッチにあるんじゃないかと思う。企業側は有能な人材をコストを掛けず確保したいとのことが見えてくる。
先日も書いたが同級生が契約社員として 70歳過ぎまで雇われ契約を結んだ話を聞くと、若い方が出てこない状況と判断できる。おじさん自身も先ほど某建託会社のアパート建築現場に施工監理技術者募集の看板を見た。机に座って 役所に届ける資格活用で済むなら、該当する一級の建築・電気他資格を持っているので応募すれば・・何とかなるかも知れない。しかし体力的に 現場はチョット遠慮したい。
多分若年層が 時代の変化に動かされ過ぎて、地に足を付けた職業観などが無いのかもしれないと思う。AIなどの技術は デスクワークでは使えるが、まだ現場では使えない。まだ只の過渡期の技術と判断できる。EVも同じで お先走りすることはない。
例えばAIなどが画像診断しても そのままでは意味がない。医師など責任を引き受ける存在なくしては効果はない。医師の仕事能率が上がり、誤診・錯誤が減るだけである。従って使われる分野によって 影響お出方は変わることを考えておかないといけない。
おじさんが子供の頃 3Cと呼ばれてクーラー・カラーテレビ・車の3種の神器に高度成長時代 猫も杓子も手に入れようとした時代があった。そんな時 去年までいくらだったのが、今年は・・と言いながら まだまだ下がると買わぬ家もあった。性能も新しい程安く、性能も前年より良かった。工業製品が大量生産される時代にはそんなことが起きるものであり、初期に飛びつくのは・・チョット慌て過ぎ。方向性などが明確でないと判断できれば 急がなくてもよい。
EVも 個体電池などのバッテリー性能と走行充電そして再生などについて、方向性が決まってからで良いと思っている。その頃は 多分おじさん免許返納を考えている時期と自動運転の進化がマッチする時代と予想している。