今日も暑い・・いつが来たらそれなりの気温になるのかと思ってしまう。先ほど奥さんとうどんを食べに行ったのであるが、帰る際に車に乗った時の暑さときたらたまらない。いつも先に乗り込んでエンジンスタートするのだが、隣接する車もありドア開口状態で熱気を抜けない。

最近 うどん屋さんで食べるのは「冷かけ中(2玉)」が定番であり、いつも大根おろしとネギそしてワサビを入れて食べる。天ぷらはゲソ・野菜寄せ揚げを取り、ベジファーストで寄せ揚げから食べていく。いつものごとく さっさと食べて店を出る。

よく思うのだが 食事後うだうだとしゃべっているのがいるが、高級店ならいざ知らず、回転率で稼いでいるうどん店などでやる馬鹿が多いのが気にかかる。東京でサラリーマンしてた頃も、付近のサラリーマンが集まる天丼屋で、長々話している状況音痴アベックを見た。天ぷらを揚げていた職人さんが、うちは長居していただくような店ではありませんときっぱり言うのを心の中で喝采していた。

本日も隣の大人の親子連れ?・・入った時にもいたが・・出る時もおしゃべり中。金を出しただけでは許されない感覚をお持ちじゃないようである。

人間マナーの基本は箸の上げ下ろし、茶碗の持ち方だけなどではない。基本は お互いが気持ちよく暮らすための知恵と配慮である。日本の食事マナーは茶懐石から発展して確立されてきた。茶席と言う狭い空間で、お互いが気持ちよく過ごすためのものである。

利き腕

おじさんの利き腕は右であるが、子供の頃から左でも同じように箸を持ち食事などが出来る。若い頃 腕を骨折した際には字は書けないが・・食事は出来、道具なども扱えた。

日本で左利きが困るのは並んで食事をする際に、隣人と干渉するからであると思っている。また「字の形」も右手で書くことを考慮して作られているので・・利き腕は右手の方が良い。

ハサミなどの道具類も右手使いを念頭に設計されて、左手用では種類も少なく高価である。左右使えた経験から言っても、右手使いが良いと思う。

家などでDIYをしていると両手使いの為、無理な態勢となりそうだと自然に左手も使ってしまうので左右使えるに越したことはない。

マナー

マナー( manner)とは、人と人との関わりで当然その場面でしかるべきとされる行儀・作法のことを指す。これは自分一人のとき、他に見ている人が誰も居ない場合でもそれを守ることが大事である。

日本では「マナー」は社会・集団を意識し、社会・集団全体として気持ちよく過ごせるような行動の取り方に用いられ、「エチケット」は相手・個人を意識し、いま目の前にいる相手が不快な気分にならないようにする気配りの要素として用いられる。

先週 茶碗の持ち方と箸構えを少し書いたので、今回は箸についてもう少し。おじさん明治生まれの婆さんに育てられたので、やっていると黙って手をつねられ体で覚え込まされた。ところがその子であるばあ様を見ていると「寄せ箸」「引き箸」その他をしょっちゅうやっている。

日本は箸を使うのが基本なので、箸にまつわる作法が多い。箸の持ち方が基本であるが そこまで書いていてはどうかと思うので、基本操作について最低限のみということで・・ 。

箸は「はさむ」や「つまむ」ものである。と言うことは基本的に食べ物を突き刺してはいけないとされている。サトイモの煮物を突き刺して取ることは・・ダメである。また2本を左右別々の手で持つのもいけない。

ところが例外的に おじさんは豆腐は角の前後2方向に分けて突き刺して食べる。これはマナー的には刺し箸なのでしてはいけない。しかし 学生時代の友人であった京都の豆腐屋の息子が、無理に挟まなくても・・と教えてくれて以来である。なお 更に柔らかい卵豆腐などでも大丈夫であるが、マナー的には約束違反である。

日本の食事の基本は食べながらしゃべることはしない。従って話している間は箸は箸置きにセットである。でも 現在の家族での食事 同様殆どの会席ではそこまでは言わない。

また最近咀嚼音を響かせる動画もあるが、西洋・日本同様「食事中に食べる音はあまり立てないほうがよく、口を開けて噛んで「クチャクチャ」などと音を立てるのはマナー違反だ」となる。但し日本の場合は麺類はズズーなどと大きな音をたててすすってよい。

このあたりの例外は、抹茶の最後をズズーとやることから生まれ、許されて来たのかもしれない。おじさんは 最後の一滴 最初から最後まで、美味しく頂きましたとの表現と思っている。そんな所作から出て来たと解釈している。

時代による変化は致し方ないが、最低限の食事の作法、食材への知識は押さえておきたい。

例えば 先日孫の食い初めの膳でアユが出ていた。時期・大きさから若アユで頭からいけそうだったので、頭から言ったが・・残念ながら一気にいけなかった。時期的に骨が硬くなったのか?おじさんの嚙む力が衰えたのか?焼き具合など食材への見極め力も衰えたかと反省した。多分おじさんの噛む力が衰えて・・益々爺さんになったようである。

投稿者

おじさん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です