今回の台風の迷走ぶり大したものである。沖縄ではパンが届かないなど食料品問題から停電まで多重的に被害を受けている。観光で暮らす地域だけに・・こう沖縄近海に長居されては宿泊・観光業の仕事の方は大変だろうと思う。
おまけに小笠原の方で新たな熱帯性低気圧発生となり・・確か昨日は立秋 台風一過 来月には秋めいた日々が来ると思い、いつまでも続かないとは思っている・・周辺が台風だらけになりそうである。
それにしても おじさんの住む瀬戸内海側は雨が降らない。毎日家庭菜園に水を掛けるが乾燥気味が収まらない。今日もカボチャを探している途中、マルチシートが破れたが、破れ目から見えるのは乾燥した土である。手で掘り返しても湿り気一つない。これではオクラ・ナスなど多少水を掛けてもどうにもならないと分かる。渇水という言葉は瀬戸内海沿岸には良く似合う。
数日前から最高気温が35℃を下回っているので、節電のため12時頃まではエアコンのスイッチを入れていない。しかし空気はどことなく湿気が多く難儀なことに変わりはない。
昔と違い吉野川から香川用水で水が送られて来るので渇水と言っても、断水ということがない。子供の頃の今時分は 稲作の土用干しの後の水入れが大変だったことを思い出す。足踏み式の水車で水車の支え兼、人の体を支える2本の棒を持って、水車を回転させ田んぼに水を張る。我が家では バーチカルと呼ばれる揚水ポンプを水路に入れ、ベルト駆動で単気筒のトントンと五月蠅いエンジンで駆動していた。お陰でご近所に騒音で迷惑をかけているとして・・子供ながらも いつも愛想を振りまくのが常であった。
子供の頃は足踏み水車を回すのが好きであった。隣の田んぼに据え付けられたものを 足首から下が水をかぶるので良く回した。今子供が噴水で遊んでいるようなものである。それなりに冷たく小川の上流に家もなかったので結構きれいな水が流れていた。今では家々からの浄化槽はあっても 生活排水が流れるのでやりたくはない。
井戸
近日は10分ほど庭に散水すると水圧が低くなる。井戸を覗くと井戸の側壁から水は流れ出て来るが・・少ない。従って井戸のくみ上げ前には一定の水位があるが、くみ出し始めると水位が維持できない。従ってポンプの揚程は同じでも水圧が低くなる。
長く雨が降らないし、小川など水路も土用干しに合わせて節水。それ故 上流側の田んぼも土用干し以来 地下水位が下がっていると思われる。全体に雨が降ればと思うが、先月中旬から半日降ったのは先週1日のみである。
四国山脈以南の早明浦ダムなどは貯水率が80%以上と十分である。渇水の心配はないが、我が家の家庭菜園と井戸は渇水中である。家庭菜園掛けても掛けても・・干上がってしまう。