本日も炎天下 水路と農道(泥揚場)の幅 合計108cmの現況で境界画定(筆界確認)が終了した。実をいうとこの田んぼの反対側も同様の形状であるが、県が立ち合いそして筆界の確定は終了していた。公図上の記載状況もほぼ同じである。県と市での担当変更により 同じ田んぼの両側で扱いが変わるなどおかしいだろうというのが、おじさんの主張の核心である。現状のままの追認を求めて半年以上が過ぎた。
市の建築課より 水路と農道の両者合計で約150cmとの話が突然出た。話を総合して、市の建築課の課長が横車を押して来たとおじさんは解釈した。幅0.3mで 長さ40m 約12㎡ 宅地と違い土地面積が減っても大したことないが、畦畔(けいはん・コンクリート仕切り)を作るのが面倒であり費用が掛かる。農道なので市側が費用負担しなければいけないのが原則であるが、畦畔はそのままに直さないと主張する。境界ポイント設置だけとしてくるが、現在の畦畔などの工事費は我が家が負担したものである。土地は寄付しても良いが、寄付を受ければ即工事を実施しろと主張していた。
そこで今回は土地改良が立ち合いに出て来た。予算を出す窓口は・・と考えればわかることである。現状追認しないなら、従来の主張通りに建築課の見解書まで出せとは言っていたが・・知り合いの土地改良理事でもあり・・こちらの主張が直ぐ分かり 現状で良しとなった。
正直 土地改良が立ち会うと聞いて、話は決まると思っていた。誰が得をして損をするかの図を考えれば・・見えて来る。市の課長の言うことを聞いてやれば、おじさんは土地を無償で。土地改良は工事費用を負担する。得というか満足するのは市の課長だけである。一方現状を追認すれば、土地改良もおじさんも費用などは一切は掛からない。二者ウインウインとなる。三方一両損に近い話を 誰が受けるかということである。
市の職員がオロオロして・・説明は?(多分 課長へと思うが)と土地改良理事に聞いたら、土地改良が水利での会合の際、課長に説明するし、意見書も出すとのことで・・立ち会っていた木っ端職員を押し切って5分ほどで終わってしまった。
誰が考えても田んぼを耕作していた経験があればわかる現況と水路の関係である。単独の田んぼに向けた専用の水入れ用水路である「さおさ(幅の狭い水路)」に一般水路と同一基準を持ってくるとは馬鹿にもほどがある。日本の多くの田んぼで慣習的に行われた来た歴史的事実である。市の課長のような農作業経験も?現況に立ち合いも来ないような人間がしゃしゃり出る話ではないと思っている。一般論を説く前に田んぼを耕作してみることが大事である。
結論は 田んぼの境界は現有境界で確定した。目出度し 目出度し!
それにしても農業委員会を通じて預けているこの農地・・農家がサボっているのか?草ぼうぼうとなっている。ご近所迷惑な現状にどうしたものかと思うが、おじさんが手出しすることは出来ない。自分のものながら・・管理権などは預かった農家にある。
机上の空論
机上の空論とまでは言わないが、机上で覚えたことを振り回す輩が多くなって・・困ったものだと思っている。先日もYouTubeで今治&造船復活のような番組で、今治造船の役員の方が 若手が2次元図面を見て理解することは難しい。3次元図面で・・とやっていた。
工業での作図法は三角・一角と図法が決まっているので、一応の基本知識があれば形状などは理解出来る。若い方が出来ないのは 頭の中で形状の3次元イメージを作れないことにある。
造船で話題になるのは 船体などとの3次元的干渉であり、際(きわ・ぎりぎり)を狙った場合に 干渉が発生し問題になる。それでも3次元で図面を起こすのはマンパワーを必要とする。同型船で設備などがほとんど同じならば従前モデルを使えるが・・となる。最近はモデリング発注先の国を変えて マンパワーを入れるので、従来より安くなっただけである。今治造船役員は 下から適当な説明を受け、知識不足のため 判断して発した言葉と思っている。
しかし おじさんも今治造船の役員・市の課長などの発言を、全否定する気はない。時代・地方の変革で必要なものは「よそ者 若者 そして馬鹿者」と言われる。明治維新がまさにそれであり、時代の変革に必要なものは慣習をいかに打ち破るかにあると思っている。改革をやる信念とお金を用意しないと難しい話である。しかし言い出すものに経験がないと無理が多発する。この辺りは体験しないとやり方は手に入らないし、創意工夫も生まれない。
最後に 少し前から地元自治会館建設の話が若い世代から出て来るが・・まだまだひねりが足りないように思う。まあ がんばれ若造で・・今日もチャンチャンで終わる・・良き日かな。