生き方はどうだったと人生の最後、瞼を閉じる前に一言してみたい。どうせ大したことのない人生であるが、「面白かった」では締めくくりたい。その為 市井(しせい)の片隅でひっそり終えれば良い。映画で松山善三監督の「名もなく貧しく美しく」とあるが、同じように形容できる暮らしが良い。潤沢な老後資金があれば「名もなく豊かで美しく」と言えるが・・現実と理想の隔たりは大きい。

たまに自分の名前をググってみる。おじさんに該当することが出てこないので、何時も 一安心。何か出てくることは犯罪・偉業など過去の栄光・業績と挫折・失敗などプラスあるいはマイナスがある他 他人から見た評価・風聞・悪評などが記載される。機械検索で出てこなければ良し!

想定した軌道にのり、順調に予定した飛行を続けるロケットのように思うことにしている。

面白くもないと言っても、実際には色々なアクセント・トラブルは途中にあった。だが 就いた役職を短期で辞めるなど努力・工夫はして来た。同じような経歴を長期利用しながら県会あるいは市会議員になったものもいる。トラブルも人を頼りに何とか来れた。

先日からの 闇バイトを使っての広域強盗事件などを見れば、人生を踏み外すのは直ぐに出来そうにも思える。賞罰なしは これまでおじさんが下手を打たなかった結果と思っている。

闇バイトを実行した犯人達の名前はネット上に半永久的に記録が残り続けると思う。こうなると以降の人生を障害物レース化したようなものである。歩む道に 障害あって当たり前となる。

ネット情報

おじさんが恐ろしいと思うのは、ネットは相当長い期間に情報が引き継がれることである。「人の噂も七十五日」とあるが、デジタル記録されなければそれなりの期間ごとに上書きされ、人々の記憶からも消えていく。ところが現在では記録媒体の容量が拡大している。そんな世界では自らのデータを確認しきれず、また出た場合も個人ではコントロール不可となる。

おじさん そんな記録媒体が溢れるデジタル空間に 自分の蒔いた「おバカなネタ」あるいは「特筆されない」ように務めることは「いい人でした」との「送る言葉」をいただく基本と思っている。

目立ってナンボと生きるのは、若い時期とそれなりの実績を持ったものに限られる。従ってそんな生き方を否定はしない。でもある程度の年齢あるいは家族を持てば・・考えを変えることが肝要かと思います。もしそういう生き方でご飯を食べることが出来る(いわゆるプロ・ユウチューバー)ことがなければ、お考えを変えることをお勧めします。

人の自由を尊重しなければ「自分の自由」も保証されない。自由に生きるにはお金もいる。誰がお金を用意するかが 最も大きい問題となる。従って一般的には 目立ってナンボは若い時に限られる。

広域強盗事件主犯

今回の広域強盗事件 準備・実行するには資金がいる。レンタカー・旅費宿泊費などそれなりに金額が必要となるので、どこかに国内に金庫番がいないと支払いに困る。

1日一人の移動宿泊で2万円堅い。グループで実行4人 指示1人としても5人。とすれば1日経費10万円。それに彼らに闇バイト料を支払えば100万円だと5人で1日当たり600万円程は固定的費用に積算できる。そんなグループを4組揃えれば・・約2500万円となり相当の運転資金が無ければ組織を維持できない。振り込みなどでは金の流れが目立つので、現金処理しないといけない。従って国内に金庫番が必要なことは明快である。

広島の時計店での事件は数千万円との記事もあったが、故買など怪しい取引なので1000万円以下が実質収益と考えられる。さすれば収益は1000万円―600万円程度の400万円以下となる。割が合わないとしか思えない。実行犯は捕まれば2年以上の懲役、主犯と言うか指示役は捕まらなくてもフィリピンの刑務所で賄賂支払い・・刹那的と思えてしまう。

驚くべきは 主犯がリモートで仕組みと組織を動かし、計画成功させたことである。ある意味主犯は すごい能力と管理・指導力と思う。もう少しその力を人の為になるように使えばひとかどの人間となれたように思う。残念なことである。昔から以下の言葉でまとめられてきた。

悪銭 身に付かず

投稿者

おじさん

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