温暖化が加速する中 休止中の原発をなぜ早く稼働しないのかと疑問が湧いてくる。直ぐにも間に合わない再生可能エネルギーに投資、石炭火力などの一時的復活など世界は混迷している。

おじさんは 先ず二酸化炭素増加を抑えて、温暖化にブレーキを掛けないと再生可能エネルギーに注力するのは無駄が大きいと思っている。

温暖化により気象条件などが変わっていく行くので、太陽光・風力などの発電を推し進めても 環境の激変にさらされて被害を受けるどころか、無駄になる恐れが高い。実際 スペインの風力発電は風が吹かなくなり当てが外れ、中国の太陽光発電では長雨などでハズレを引いている。また 太陽光発電パネルを作るためには相当の電力エネルギーを必要とするので・・虻蜂取らずの話としか思えない。

温暖化を収めようと急いで舵を切っても、スグには曲がらない。事前に論理的にどうするか方針を決めて進めたいと思うからである。

ロシアの自噴する天然ガス ヨーロッパ他に送れないのでフレアスタックで燃やすしかない。ヨーロッパでエネルギーとして使っていたはずが、ただの燃焼だけで二酸化炭素発生。ヨーロッパは不足しながらも他から購入して使用そして二酸化炭素発生。正直 ロシア・ヨーロッパでの二酸化炭素発生量は、前と比べて1.5倍にはなっているように思える。平和であれば・・と平和の大切さを改めて感じる。

二酸化炭素

人類が地球に貯えられた石炭・石油を百年以上も野放図に燃やしてきたため、大気中の二酸化炭素が増え 温暖化の主原因とされている。更に強力な温暖化を引き起こすとされるメタンなども原因物質とされる。

大気中の二酸化炭素を下げるためには新しいものを作ろうとしても、一定のエネルギーを必要とする。太陽光パネルを作るなら、素材の精製・パネル・支持金物などの制作など多大なエネルギーを消費する。風力発電も同様である。それならそのエネルギーとなる電気を、休止している原発から取り出し、大気中の二酸化炭素に影響がないように図るべきと思う。

原発の長期運転あるいは廃止 どっちにしろ放射性廃棄物の量は多くは変化しない。運転管理に伴う防護服などの資材が増えていくが、原子炉解体に伴う量から見ればわずかである。地震など危険を覚悟そして管理しながら、原発をしゃぶり尽くす覚悟を持つべきである。

むやみに 遣ってます!頑張ってます!と言っても実質がマイナスであれば、なんのこっちゃである。覚悟を決めるならきっちり決めて、順序良く地球にやさしく生きるべきと思う。

原発の運転延長

原発の運転期間の延長はについて議論がある。基本的には良好な管理そして維持がされているなら許可すべきである。放射線により鉄・コンクリートを通過する際、材料を劣化させるのは分かっていたが、運転した実績がないので実験的に決めて期間を定めただけである。また配管・電装設備は放射線の影響を考え、昔ながらの頑丈なアナログ計器使用である。また同時に長期的に運転しいていないので、エロ-ジョン・コロージョン(腐食)など想定も付かないので定期的に検査するなどで安全性を確保している。それでもトラブルは発生する。人間の作ったものには100%はない。従って場所により定期的な点検を行い、安全を確保する。

また放射線による影響を長時間にわたり研究した工学データはない。従てオーバースペックで作られている原子炉本体の経年劣化を調べること、あるいは運転可能期間を見直すことも科学的と思う。経年劣化・トラブルのほとんどは、熱交換器・パイプ類など原子炉の付帯設備で発生している。

だが、所詮人間の作ったものである。自然界でも100年に一度のコロナウイルスの流行、100年に一度の大雨水害などがポンポン2年連続で発生している。1000年に一度が起きるかもしれないと言うことも想定できる。

それ故 科学で作られた豊かな世界を維持するには覚悟と理性が必要となる。難しい問題とは思うが・・チャレンジしなければ地球が温暖化してしまう。

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おじさん

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