GDPの発表が遅れている。共産党党大会での習近平の就任を考慮してとあるので、流石に専制国家レベルと思った。毎年の行事であり、良くても悪くても正直に キッチリ出さないと、世界の誰もが評価・判断できない。こんなことをするから誰からも信頼されなくなる。

今年の気象・コロナによるロックダウンなどを見ていれば、経済が低調なのは 分かっていることである。

専制国家と呼ぶべきなのか?「忖度」で国家の統計発表日をずらせる国家であることを 中国は反省すべきでもあり、投資家もそれを非難すべきと思う。いけ図図しい(いけずうずうしい)というべきか?厚かましいというべきか?まあ 中国とはそんなものである。

それに向うを張るのが ロシアである。ウクライナには勝手に侵攻し、併合を宣言する。ウクライナは撃退に苦労している。

中国・ロシア 何れを龍虎と聞かれたら、シベリア・アムールタイガーでロシアが虎であろうか?まあ 似たような国であり、いずれも難儀な隣国である。

龍虎

そんな中 「ロシアが中国から輸入した半導体の不良率が40%に達している」との報道を読み流石に中国と思ってしまった。

西側諸国からの厳しい経済制裁を受けているロシアでは、友好関係を維持している中国からの輸入が増加している。

ところが、ロシアの経済紙であるKommersantは「中国から輸入した半導体の不良率が40%に達している」と報じており、わずか数カ月で不良率が1900%(こんな数字あるんか?)も上昇しているとのことである。

ウクライナ侵攻を開始したロシアは、西側諸国による 厳しい経済制裁に直面しています。侵攻開始後 IntelやAMD、TSMCがロシアへの半導体販売を停止したほか、 Samsungなども半導体を含む製品の出荷をストップしました。その結果、2022年6月には「世界のロシア向け半導体輸出が9割減少した」との報道されています。

ロシアはハイテク製品や軍事製品にとって欠かせない半導体の確保に苦しんで、ロシア企業は、中国のグレーマーケットからの輸入量を増加させているようです。こんな状況だと、ロシアの武器生産も滞り、中国も意図せずに平和に貢献するので・・歓迎である。

毎度のような・・中国人的行動で・・笑ってしまった。 日本でも コロナによる部品調達に窮した電子部品下請けが、ネット購入で バッタ物の部品を掴んだ記事は 昨年よく読んだ。不良部品で組んだ電子基板は、当然不良になるわけで・・組み立て後の最終検査で判明し、基板ごと破棄しないといけなくなる。「骨折り損のくたびれ儲け」の典型である。

信頼

中国とロシアは昔から国境を画定にはごたごたとしている。元々 ロシアの不凍港占有あるいは領土的野心が大きかったために起きていると おじさんは考えている。他方 中華思想の中国は 国境付近は周囲の蛮族の跋扈する地なので領土主張もしなかった。

なお 両国は 習近平が就任した当時に、黒竜江の中州で最後の領土問題を解決した。

間宮林蔵のサハリン探検の際、間宮海峡を確認して幕府に報告した文書での記載が面白い。間宮林蔵が間宮海峡をボートで横断した結果、海峡の存在が明らかになり、ユーラシア大陸側はには交易市場があった。清の役人は夏のみ 交易場所の砦(出先機関)に出張していたとの報告もある。つまりその時代 ウラジオストックは清の支配地であり、ロシアが清の弱い時期に進出したことが分かる。

ロシアの周辺国家の民族は、同様の手口で ロシアの支配を受けていった歴史なので・・ロシア弱体後は中国を頼り、中国が中央アジアにイニシアチブを持つと思われる。

それに余談であるがロシアはウクライナあるいはクリミア・タタール人などをシベリアに送り、朝鮮族をカザフスタンなど中央アジアに送っている。支配のための施策であるが、ロシアの持つ強烈さ・強引さは否定できない。将に「おそロシア」な国である。

また沿海州の朝鮮族の中央アジアに移動させたことについて、南北朝鮮はロシアに文句を言わない。しかし日本統治時代サハリンに移動した朝鮮族は、韓国が日本の費用で韓国に帰還させろと言い、日本はその費用を何度も負担した。しかし 韓国に一時帰国しただけで再度サハリンに帰り残留した。その後 何度も日弁連と韓国は、彼らが韓国に帰る費用を負担しろとごね続けている。

戦争直後のどさくさに、朝鮮は国連(ソ連・アメリカ)統治下でもあり、日本は朝鮮人の帰還には手が及ばなかった。彼らが国家と歴史の狭間に落ちたことは気の毒と思う。しかし繰り返すにも程がある。一時帰国後 再度サハリンに帰還・残留してからは、彼らの自己責任である。只の帰省旅費であれば、本人あるいは韓国が負担すればよい。日本側の人の好いのも限度があると思っている。

投稿者

おじさん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です