家庭菜園にマルバツユクサが一気に繁茂した。スイカとカボチャの収穫後マルチを外したところ・・・しばらく雑用が多く、日中暑すぎたためサボったところに、適当に雨にも恵まれた結果である。さてどうするかと迷ったが、結局 草刈りを選んだ。
あれこれ
最近まで見なかったツユクサで新参者・・帰化植物である。
マルバツユクサ(Commelina benghalensis)は、ツユクサ科の植物。ツユクサに似ているが葉先が丸い。
茎が地面を這って伸びる1年生の草本。背丈は30-90cmにまでなる。茎には粗い毛が一面に生えており、基部から叉状に分枝し、節ごとに根を下ろす。葉には区別出来る葉柄があり、葉身は長さは2.5-8cm、幅は1.2-4.5cm。卵形から卵状長楕円形で先端は尖らず、基部は次第に細くなるものから心形のものまである。葉の縁は波状になる。葉の両面には毛があり、鞘は膜質で長さ1-2cm、立ち上がる毛が多い。
花は7-10月に付く。花を包む苞は短い柄があって扇形から洋梨型で立った毛がある。苞の基部は両側が合着して漏斗状になる。花はツユクサよりやや小柄で青い花弁は長さ4-5mmほど。また秋になると地下に閉鎖花を往々に生じる。
日本では特に利用はないが、海外では時に食用・薬用される。中国では、利尿、解熱、抗炎症作用を持つ薬草とされる。パキスタンでは、野菜や動物の飼料として使われるほか、炎症やハンセン病の治療薬、下剤などとして用いられる。ネパールでは若い葉が野菜となり、すりつぶして火傷に対し用いるほか、根から汁を作って消化不良に対して用いる。
対策
茎が地面を這って伸びるのだが・・・知人によれば茎の切れ端から発芽してくるようで、下手に耕運機など使い分断されても、乾燥が不足するとさらに拡大の憂き目を見ると聞いた。使えるのはラウンドアップ系統であり、根から枯らさないとダメなようである。
ラウンドアップ系統を散布すれば・・残留・薬効を考えれば3週間ほどは 作物の植付等は出来ない。
今から別に苗を用意していけば2週間程度見込めるのでちょうどよいかもしれない。ここは一言来る諸先輩の目を逸らせるために草刈して、数日乾かして新芽が出たところに除草剤で7日間。その後 耕運機を入れる計画を立てた。空いた時間は庭周りの剪定と除草そして苗作りである。
マルバツユクサとの戦いを始めたが、何時まで経っても終わらない気配もある。