おじさんの住んでいる地域には 井手さらい(いでさらい)と言う農業用水路清掃が8月の農業行事に定められている。畑から流れ出たりした泥・砂を水路側道に上げる。ニンジンなどの作付け前の恒例行事である。
本日は朝5時過ぎに起きて、6時からスタートとなる。集合時小雨であったが途中から雷も鳴る豪雨となり、事前に水位を調整して長靴で水路に入れるようにいるところに豪雨である。当然 横の畑からはどんどん泥水が入って来て、あっという間に水位が膝まで上がり、長靴など役に立たない。子供の頃の水たまりで長靴に水を入れ遊んだ同じ状況となる。
この歳が来ると 文句を言ってもどうにもならないと分かっている方々ばかりなので、自然に適当になり、衆議一致したように 終了地点まで一気に終わってしまう。手抜き度は70%以上である。
三徳じょれん
道具は三徳じょれんと言われるものであるが・・水田耕作もやめているので 普段使わない。これで足元からお腹の高さまで泥・砂をすくい上げる。そのため現在 おじさんは腰イタ&寝不足である。
昼食後TVを見ていたら、いつの間にか 意識が無くなるように眠っていた。多分3時過ぎには再度睡魔に襲われて眠ってしまい、夜寝れないことだろうと思っている。
東南アジア人
掃除に来ている7割がインドネシア・カンボジアなど東南アジアの方々が占めている。言葉と言っても、英語が通じるはずもない。そんな中でも日本語が話せる方が5人に一人程度いるので・・何とか話せる。でも 挨拶程度の会話のみである。
元より 彼らの間でも 国が違っているので話せないらしい。
本日そんな中の一人が 畑の排水が悪い個所を掘り返していたので理由を聞いた。どうもその畑は その方が農園内での管理責任を持たされているとのことである。出来高が給料に反映する形態であるらしい。道理で無理して水路に入り熱心に作業する方もいた理由が分かった。
現在 ドル高円安となっているが、彼らの国もドル高通貨安。自国通貨に直せば目減りもしてないようである。これが独歩の円安となれば・・・働き手が無くなり、日本の農業はへたると想像がつく。
明日の日本 どうなるか?