不動産投資は自分が使う目的以外ではやってはいけない。そうでなくても 将来売り払って精算そして利益を得る出口戦略なしではどうにもならない。人口が流入する東京を除けば、高齢化そして少子化の影響を受ける地方の不動産状況の大勢は 減価していくだけの話となる。確実な出口があり、節税確実な自己居住物件売り払いしか出口戦略で上手く行くとは思えない。投資だと考えても これぐらいしか投資後の出口戦略が見当たらない。お金が有り余っている方なら ご勝手にと言うことだけである。
目論見書で不動産屋は 鉛筆を舐め捲り6%あるいは7%の利益が出るとするが、修繕費などが発生すれば・・当然ながらダメとなる。基本的に他人の持ち物なので・・借主はそれなりの使用となる。大体が投資対象は賃貸なので、維持管理経費なども難が有る。おじさんの知り合いで72歳の方が 50軒ほどの賃貸物件の外回りの清掃作業を請け負い、月に10万円ほど稼ぐと聞いた。作業は2人で行うので2人で合計20万円だが、車のガソリン代・器具(ほうき・雑巾他)損料などの支給はないとのことである。管理会社は 家賃の徴収業務など他にもあるが、これで管理会社は各アパートのオーナーから当たり前と管理料をせしめていく。正直オーナーが 自らの所有物件外回りを掃除するところまで行かないと収支は難しいと思っている。
賃貸住宅とすれば 客は高齢者・外国人などもあり 部屋の管理も上手く行くかどうかもどうかも怪しく 分からない。7%程度の金利なら ネット銀行外貨定期などがその範疇にある。為替が150円が5円変動しても金利の減る割合は0.3%程度で 6%程度の金利は確保出来る。不動産投資など 正直あほらしいものであるが、お金のある方は良く騙されているようである。ひどいのになると自己居住住宅としてローン設定を無茶に指南した不動産業者も昔はいた・・まさに出鱈目が横行している世界である。しかし 美味しいと・・欲に目がくらむ方が多い。
会社がアパート・マンションなどを持つのも 信用確保・運転資金から言えば良いのだが、いざ会社を清算する場合は 会社自体の清算をキッチリしないといけない。適当に休業して・・後継者に難がありM&A・・などと考えだせば邪魔になることが多い。
節税という言葉は魅力的に響くが、賃貸経営の実収支を見極めることが肝要です。税金は本来、利益を上げている証であり、決して悪ではありません。節税との「魔法」に惑わされ、現金の流れを見失った瞬間、資産は“不動産”から“負動産”に変わります。甘い言葉の裏にある現実を見抜く力こそが、これからの時代を生き抜くための最大の武器です。
おじさんは 子供には「退職前後で終の棲家を建てればよい」と言っている。どちにしろ子育てにはお金が掛かるので、貯めれるうちに貯めて置けといっている。30前後で建てた家は ローンも終わるがそれなりに傷んで・・これから奥さんの死ぬ30年近く先にはどうか?使うことも無くなった子供部屋、段差も多いがどうか?と迷いも出て来る。
正直な話 子育てが終われば出ていく金も減っていく。億り人などでなくても、それなりに年金で暮らしていけるので、大きく資産は減らないだろうに・・と思っている。おじさんのような 最初から財産・お金のない貧乏人でも、贅沢しなければそれなりに暮らしている。米は縁故米で玄米30kgで8000円程度 コイン精米で300円遣い 糠は畑に撒く。残った約27kg(4升弱)で パン・うどんなどもあるので1月は大丈夫なようである。
欲に生きることはない。
それなりに生活出来れば良いと思っている